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婚外恋愛に関する実態調査 第2報

婚外恋愛経験者の地域差、未経験者の婚外恋愛願望調査

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「婚外恋愛」経験者の地域差、未経験者の「婚外恋愛」願望についてのインターネット調査結果

レゾンデートル株式会社調査研究部
2023年8月8日作成

◎概要

近年、「婚外恋愛」「セカンドパートナー」「オープンマリッジ」などの言葉が一般に浸透するなど、既婚者の結婚観や生活スタイル、婚外交渉に対する価値観が多様化している様子がうかがえます。既婚者向けのマッチングサービスを提供する事業者として、現代の夫婦関係のさまざまなあり方、結婚生活に対する意識の変化、既婚男女の異性交遊に対するニーズを把握し考察する資料にしたいと考えます。

今回は、第1報と同じサンプルについて地域差を分析した結果、および「婚外恋愛」の未経験者への新たなアンケート調査の結果をまとめた「婚外恋愛に関する実態調査」の第2報です。

◎キーワード

婚外恋愛、地域差、婚外恋愛願望

◎定義

婚外恋愛を「婚姻関係にあるパートナー(妻・夫など)以外との恋愛関係をいい、体の関係の有無は問わない。不倫・セカンドパートナーも含む」と定義した。

◎調査概要

<調査結果の概要>

1.「婚外恋愛」経験者の地域差

第1報で、全国30~59歳の既婚男女2,000人にアンケート調査を行ったところ既婚者の22.5%が「婚外恋愛の経験あり」と回答し、男女別では既婚男性の33.0%、既婚女性16.1%が「経験あり」だったと報告しました。

上記は、男女同数の1,000人にアンケートした初回調査、女性1,000人にアンケートした追加調査の結果を合算したものですが、初回調査の既婚男女1,000人について「地域差」を分析したところ興味深い結果が得られたので報告します。

なお第1報と同様、婚外恋愛を「婚姻関係にあるパートナー(妻・夫など)以外との恋愛関係をいい、体の関係の有無は問わない。不倫・セカンドパートナーも含む」と定義して調査を行っています。

◆「婚外恋愛」経験者の割合が高い都道府県と低い都道府県

「婚外恋愛の経験あり」と回答した既婚者の割合を都道府県別にみると、全国平均の既婚者の22.5%に対して、福岡県(45.2%)と東京都(31.1%)が突出して高く、埼玉県(16.4%)と神奈川県(13.3%)と目立って低いことが判明しました。

30人以上のサンプル数が集まった9都道府県を比較したのが、次のグラフです。

都道府県の既婚者における「婚外恋愛」経験者の割合

30人以上のサンプル数が集まった9都道府県のみの比較ですが、ある程度のサンプル数があり、大都市圏を含む人口の多い都道府県を網羅しているために一定の妥当性はあると考えます。

多様な価値観をもつ人々が全国から集まる東京都が例外的に高いことは予想していましたが、福岡県の高さは予想外でした。また、関西圏で東京都と同様の存在である大阪府の割合が予想よりも低い結果となりました。

最も予想外だったのは、埼玉県と神奈川県の「婚外恋愛」経験者の割合の低さです。

東京都と同様の傾向を示すと考えていたのですが、ベッドタウンでは婚外恋愛が発生しにくい現象を示すのでしょうか。そう考えると、同じくベッドタウンの兵庫県も大阪府より5ポイント低い結果です。

別のサンプルで調査した「婚外恋愛をしてみたい」と答える未経験者の割合でも似たような結果で出ており(後述)、福岡県と東京都は婚外恋愛への関心が高く、埼玉県と神奈川県では低調といえるかもしれません。

◆「大都市とそれ以外」における「婚外恋愛」経験者の割合の比較

続いて「婚外恋愛の経験あり」と回答した既婚者の割合について、三大都市圏(東京圏・関西圏・名古屋圏の)に含まれる都道府県※1とそれ以外で比較してみたところ、次の結果になりました。

「大都市圏」とそれ以外の比較

「大都市圏の方が婚外恋愛経験者の割合が高いのでは?」との仮説に基づいた分析でしたが結果は「差はない」ということになりました。それぞれ400人以上のサンプルを集めての比較にもかかわらず、ほぼ同割合というのが興味深いところです。

サンプル数を増やして各都道府県の傾向をさらに精査する必要はありますが、ひとまず「人が集まる大都市圏の方が婚外恋愛の経験割合が高い訳ではない」との結論を導くことができるでしょう。

※1総務省資料(https://www.soumu.go.jp/main_content/000354244.pdf)の示す東京圏・関西圏・名古屋圏を基本としたが、「大都市圏とそれ以外」の比較が顕著に出るようにするため、一部分のみ圏内に含まれる茨城県・三重県・滋賀県・奈良県・和歌山県を除外し、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・京都府・愛知県の8都府県を大都市圏と設定した。

なお、経験者の割合が特に高い東京都と福岡県を除外して比較しても、大都市圏19.66%、それ以外が19.74%で同割合の結果でした。表1に「大都市圏」と「それ以外」に分けた全都道府県の回答状況をまとめました。

表1 「婚外恋愛」の経験の有無:大都市圏とそれ以外の比較

  都道府県 経験あり 経験なし 総数
大都市圏 東京都 47 104 151
神奈川県 11 72 83
埼玉県 11 56 67
千葉県 14 49 63
大阪府 22 68 90
兵庫県 7 29 36
京都府 3 13 16
愛知県 14 48 62
小計 129
(22.7%)
439
(77.3%)
568
(100.0%)
東京都を除く小計 82
(19.7%)
335
(80.3%)
417
(100.0%)
それ以外 北海道 13 37 50
青森県 0 2 2
岩手県 2 4 6
宮城県 4 10 14
秋田県 3 4 7
山形県 1 3 4
福島県 2 8 10
茨城県 2 17 19
栃木県 1 6 7
群馬県 3 7 10
新潟県 0 22 22
山梨県 0 3 3
長野県 1 15 16
富山県 2 12 14
石川県 0 9 9
福井県 2 3 5
岐阜県 3 8 11
静岡県 4 20 24
三重県 3 11 14
滋賀県 2 4 6
奈良県 1 8 9
和歌山県 4 4 8
鳥取県 2 4 6
島根県 0 0 0
岡山県 2 11 13
広島県 3 24 27
山口県 2 9 11
徳島県 2 3 5
香川県 3 8 11
愛媛県 0 4 4
高知県 0 4 4
福岡県 19 23 42
佐賀県 1 1 2
長崎県 4 2 6
熊本県 0 6 6
大分県 1 3 4
宮崎県 1 5 6
鹿児島県 1 4 5
沖縄県 2 8 10
小計 96
(22.2%)
336
(77.8%)
432
(100.0%)
福岡を除く小計 77
(19.7%)
313
(80.3%)
390
(100.0%)
総務省資料(https://www.soumu.go.jp/main_content/000354244.pdf)の示す東京圏・関西圏・名古屋圏を基本としたが、「大都市圏とそれ以外」の比較が顕著に出るようにするため、一部分のみ圏内に含まれる茨城県・三重県・滋賀県・奈良県・和歌山県を除外し、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・京都府・愛知県の8都府県を大都市圏と設定した。

◆「婚外恋愛」は西日本の方が盛ん?

「地域差」に関する分析の最後に、「婚外恋愛」経験者の割合を東日本と西日本※2で比較した結果を紹介します。

※2東日本・西日本の区分はNTTの区分に従う。糸魚川静岡構造線が走る県のうち、新潟県・長野県・山梨県は東日本、静岡県は西日本とする。

特異的に高割合の東京都と福岡県を除外して東日本と西日本を比較してみたところ、東日本は「経験あり」が17.8%、西日本は21.5%で、西日本が有意に高いことが分かりました。

「南の方が気質や文化が開放的で情熱的」と一般的に言われますが、それを反映した結果なのかもしれません。

婚外恋愛経験者の割合:東日本と西日本の比較

前掲の表1をみると、茨城県・新潟県・長野県・静岡県・広島県で目立って「経験あり」の割合が低いなど都道府県ごとの特色もありそうに見えますが、今回はサンプル数が少ないため、結論は出せません。今後のさらなる調査が必要でしょう。

2.未経験者における「婚外恋愛してみたい」人の割合

◆未経験男性の3人に1人、未経験女性の6人に1人は「婚外恋愛」予備軍?

第1報の既婚男女2,000人調査で「婚外恋愛をした経験はない」と回答した1,594人から男女比や年代がばらけるように対象を選び、再調査の承諾を得られた600人(男性268人、女性332人)に「婚外恋愛をしてみたいと思うか」を尋ねたところ、次の結果となりました。

婚外恋愛をしてみたいと思うか?

「してみたいと思う」「体の関係なしならしてみたいと思う」を合わせると22.0%。約5人に1人に「婚外恋愛願望がある」ことが分かりました。

さらに、男女別にみると、性別によって願望に大きな差があることも判明しました。

未経験者における「婚外恋愛の願望」

男性は「してみたい」24.6%、「体の関係なしならしてみたい」4.9%と、実に29.5%が「願望あり」でした。つまり、未経験の既婚男性の約3人に1人は「婚外恋愛」予備軍という結果になります。

これに対して、女性は「してみたい」8.4%、「体の関係なしならしてみたい」7.5%で合計15.9%。「婚外恋愛」予備軍は約6人に1人という結果でした。

女性は66.6%が「したいと思わない」とも回答しており、未経験者における「婚来恋愛」の意識には男女で大きな違いがあるようです。

また、「体の関係なしならしてみたい」と回答した男性の割合が女性に比べてかなり低いことも注目されます。やはり男性にとって「体の関係」が重要なことを如実に現す結果でしょう。

◆年代別・男女別にみた未経験者の「婚外恋愛願望」および子どもの有無による違い

未経験者における「婚外恋愛願望」について年代別・男女別に比較してみたのが次のグラフです。

男性は40代で「してみたい」「体の関係なしならしてみたい」の割合が最も高く(33.4%)、女性は「してみたい」「体の関係なしならしてみたい」共に若いほど高割合になることが判明しました。

【年代別】未経験者における「婚外恋愛の願望」

第1報の「婚外恋愛」経験者の割合も40代男性が最も高く、女性では若いほど割合が高くなる傾向にありました。調査サンプルが異なるにもかかわらず、「婚外恋愛」未経験者でも年代別・男女別で同じ傾向を示しているのが興味深いところです。

ちなみに、「子どもあり」の方が高割合という点も「婚外恋愛」経験者と同様の傾向でした。未経験者の男女600人のうち「子どもあり」の人では「してみたい」が18.6%、「体の関係なしならしてみたい」が7.1%で、25.7%に婚外恋愛願望があるのに対し、「子どもなし」の人では「してみたい」人が9.4%、「体の関係なしならしてみたい」が4.7%で、婚外恋愛願望のある人は14.1%にとどまる結果になっています。

表2 未経験者の「婚外恋愛の願望」:子どもの有無による比較

  総数 してみたい 体の関係なし
ならしてみたい
したいと思わない どちらともいえない
子どもあり既婚者 408
(100.0%)
76
(18.6%)
29
(7.1%)
229
(56.1%)
74
(18.1%)
子どもなし既婚者 192
(100.0%)
18
(9.4%)
9
(4.7%)
123
(64.1%)
42
(21.9%)

「子どもあり」の既婚者の方が「婚外恋愛」を求めやすいという傾向がここでも裏付けられるでしょう。

3.未経験者の「婚外恋愛願望」における地域差

最後に未経験者の「婚外恋愛の願望」についても地域差がないかを分析してみました。前半で紹介した「都道府県の既婚者における『婚外恋愛』経験者の割合」で取り上げた9都道府県について、「婚外恋愛をしてみたいと思うか」との質問に対する未経験者の回答状況を比較してみました。

【都道府県別】「婚外恋愛の願望」

調査サンプルが異なるにもかかわらず、ここでも福岡県・東京都で「婚外恋愛してみたい」という回答の割合が高く、埼玉県・神奈川県で低いという結果が示されました。福岡県と東京都では婚外恋愛への関心が高く、埼玉県と神奈川県では低い傾向にあることの裏付けになるでしょう。

「婚外恋愛」経験者の割合と相関の度合いが小さかったのは北海道と愛知県です。限られたデータではありますが、北海道では願望を持つ人の多くがすでに婚外恋愛を経験済み、愛知県では願望があっても踏み出せない人が多いという解釈がなりたちます。

また、福岡県は「婚外恋愛してみたい」が31.6%と高割合にもかかわらず、「体の関係なしならしてみたい」は0%という結果になりました。それぞれ県民性や文化を反映しているのかもしれません。

また、「婚外恋愛経験者の割合:東日本と西日本の比較」と同様の方法で、「婚外恋愛の願望」についても東日本と西日本の違いを比較したみたところ、同じく東日本で低く西日本で高いという西高東低の傾向を示しました。

表3 未経験者の「婚外恋愛の願望」:東日本と西日本の比較

  総数 してみたい 体の関係なし
ならしてみたい
したいと思わない どちらともいえない
東京都を除く東日本 243
(100.0%)
28
(11.5%)
19
(7.8%)
147
(60.5%)
49
(20.2%)
福岡県を除く西日本 257
(100.0%)
43
(16.7%)
16
(6.2%)
153
(59.5%)
45
(17.5%)

さらに表4の通り「大都市圏とそれ以外」の比較でも大きな差はないという結果が得られ、「婚外恋愛経験者の割合」と同様の傾向を示しました。

ただしこちらの場合は大都市圏の方が2.5ポイントほど「してみたい」が高い結果となったため、大都市圏の方が「実行には移していないが願望はある」という人がやや多い傾向にあるのかもしれません。

表4 未経験者の「婚外恋愛の願望」:大都市圏とそれ以外の比較

  都道府県 してみたい 体の関係なし
ならしてみたい
したいと思わない どちらともいえない 総数
大都市圏 東京都 17 3 42 19 81
神奈川県 7 2 33 13 55
埼玉県 3 8 26 9 46
千葉県 7 0 22 7 36
大阪府 8 2 33 10 53
兵庫県 4 1 14 5 24
京都府 2 0 7 0 9
愛知県 10 5 22 6 43
小計 58
(16.7%)
21
(6.1%)
199
(57.3%)
69
(19.9%)
347
(100.0%)
東京都を除く小計 41
(15.4%)
18
(6.8%)
157
(59.0%)
50
(18.8%)
266
(100.0%)
それ以外 北海道 3 1 19 5 28
青森県 0 1 1 0 2
岩手県 1 0 1 1 3
宮城県 2 0 4 1 7
秋田県 1 0 1 1 3
山形県 0 0 2 1 3
福島県 0 1 2 2 5
茨城県 0 3 10 0 13
栃木県 0 1 3 1 5
群馬県 1 0 4 2 7
新潟県 1 1 11 3 16
山梨県 0 0 2 0 2
長野県 2 1 6 3 12
富山県 1 0 8 1 10
石川県 0 0 5 1 6
福井県 2 0 1 0 3
岐阜県 0 1 5 1 7
静岡県 2 0 5 4 11
三重県 2 1 3 1 8
滋賀県 0 0 3 0 3
奈良県 0 1 6 0 7
和歌山県 1 0 1 1 3
鳥取県 0 0 1 1 2
島根県 0 0 0 0 0
岡山県 3 2 4 1 10
広島県 4 3 6 4 17
山口県 0 0 3 1 4
徳島県 0 0 2 1 3
香川県 1 0 2 3 6
愛媛県 0 0 3 1 4
高知県 0 0 3 0 3
福岡県 6 0 10 3 19
佐賀県 0 0 1 0 1
長崎県 0 0 1 0 1
熊本県 1 0 2 1 4
大分県 0 0 1 1 2
宮崎県 1 0 4 0 5
鹿児島県 0 0 4 0 4
沖縄県 1 0 3 0 4
小計 36
(14.2%)
17
(6.7%)
153
(60.5%)
47
(18.6%)
253
(100.0%)
福岡を除く小計 30
(12.8%)
17
(7.3%)
143
(61.1%)
44
(18.8%)
234
(100.0%)
総務省資料(https://www.soumu.go.jp/main_content/000354244.pdf)の示す東京圏・関西圏・名古屋圏を基本としたが、「大都市圏とそれ以外」の比較が顕著に出るようにするため、一部分のみ圏内に含まれる茨城県・三重県・滋賀県・奈良県・和歌山県を除外し、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・京都府・愛知県の8都府県を大都市圏と設定した。

多少の違いはあるにせよ、「既婚者全体における婚外恋愛経験の有無」と「未経験者の婚外恋愛願望の有無」という2つのサンプル調査で似たような傾向が得られたことから、今回の紹介したような「地域差」は存在する可能性が高いといえるでしょう。

4.考察

<地域差について>

「東京都や大阪府などの大都市の方が結婚に縛られない生き方を実践する既婚者が多いのではないか」という仮説のもとに進めた「地域差」の分析でしたが予想通りの結果とはならず、婚外恋愛経験者の割合、婚外恋愛願望をもつ未経験者の割合のいずれも、東京都は高い傾向を示す一方で大阪府や愛知県は全国平均と大差なく、神奈川県や埼玉県などのベッドタウンが低い傾向を示した結果、全体でみると「大都市圏で婚外恋愛が盛んとはいえない」との結論になりました。

しかし福岡県が婚外恋愛経験者の割合、婚外恋愛願望をもつ未経験者の割合のいずれも突出して高い傾向を示したほか、北海道では婚外恋愛経験者の割合は高いにもかかわらず婚外恋愛願望をもつ未経験者の割合が低い、愛知県では婚外恋愛経験者の割合は平均的にもかかわらず婚外恋愛願望をもつ未経験者の割合が大きいなど、いくつかの都道府県において興味深い結果が得られました。県民性や文化などを反映している可能性があり、今後の調査課題になるでしょう。

また、「気候に関連した文化の違いから南の方が婚外恋愛が盛んなのではないか」との仮説に基づく分析を行った結果、婚外恋愛経験者の割合、婚外恋愛願望をもつ未経験者の割合のいずれも西日本の方がやや高い傾向が示され、仮説はある程度正しいことが判明しました。しかし西日本の各都道府県を見ると違いが大きく、結果は慎重に考える必要があります。都道府県による違いが大きいようです。

<未経験者の婚外恋愛願望について>

「未経験者の婚外恋愛願望」についての調査では、「婚外恋愛をしてみたい」15.7%と「体の関係なしならしてみたい」6.3%の合計で、未経験者の22.0%に「婚外恋愛願望あり」との結果になりました。第1報の通り既婚者全体の22.5%が婚外恋愛経験者だった結果と合わせると、概ね「4.5人に1人の既婚者が婚外恋愛を実行したか、してみたいと思っている」と言えるでしょう。

未経験者においては、男性の24.6%が「してみたい」、4.9%が「体の関係なしならしてみたい」と回答し、「してみたい」8.4%、「体の関係なしならしてみたい」7.5%だった女性に比べて、願望を持つ人の割合が倍近く多いというのも婚外恋愛経験の有無と同様の傾向になりました。

「体の関係なしならしてみたい」との回答における男女差が注目です。女性においては「してみたい」と「体の関係なしならしてみたい」は近い割合となりましたが、男性では「体の関係なしならしてみたい」との回答が圧倒的に少なくなっています。男性は女性よりもずっと性的関係を重視する傾向にあり、女性とのミスマッチが生じやすい可能性が示唆されるでしょう。婚外恋愛における男女間の齟齬なども調査課題になりそうです。

◆今後の調査予定

今回の調査は、既婚者を対象とした「婚外恋愛」に関する予備調査の結果分析の第2報です。次回以降では、「婚外恋愛」経験ありの男女350人を対象とした本調査の結果を分析し、婚外恋愛の経験人数、婚外恋愛のパートナーと知り合ったきっかけ、婚外恋愛をした理由、体の関係の有無など、婚外恋愛の実態を深掘りした報告を行います。

また今後、セックスレス、セカンドパートナー、既婚者の異性関係など、「現代の夫婦関係の形」「既婚者の新たな生活スタイル」をテーマとした調査を実施していく予定となります。

◆本調査に関するお問い合わせ

今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。また、大学関係者や研究職の方に向けてローデーターの提供などの研究協力も行っておりますので、ご一報ください。

レゾンデートル株式会社
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-15 レイフラット新宿B棟3F
問い合わせ:info@healmate.jp
担当:浦野

婚外恋愛に関する実態調査 第2報のPDFデータは下記よりダウンロードしていただけます。

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婚外恋愛に関する実態調査 第2報

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