[ヒールメイト]セカンドパートナー実態調査2024【第3報】
セカンドパートナー(略称:セカパ)という言葉をご存じですか?
セカンドパートナーとは、既婚男女が妻や夫(ファーストパートナー)と別に持つ、プラトニックな関係の婚外パートナーという意味です。不倫と違って体の関係は持たない点が重要で、セカンドパートナーの関係は「友達以上、恋人未満」とも言われたりします。
最近の婚外恋愛ブームで既婚者の新しい男女関係として注目を浴び、「プラトニック不倫」という別名も生まれるほどです。
弊社による過去の調査では20~50代の既婚男女の4割以上がセカンドパートナーという言葉を知っているという結果が出ました。特に20代・30代は5割以上が知っていて、若いほど認知度が高くなっています。
そこで、今回の[ヒールメイト]セカンドパートナー実態調査では、体の関係なしのセカンドパートナーに対する既婚者の意識を調査しました。「浮気・不倫にあたる」と考えているか、「セカンドパートナーを持つことを理解できるか」の2点です。
なお、[ヒールメイト]セカンドパートナー調査は、既婚者向けのコミュニティサイト「ヒールメイト(Healmate)」を運営するレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)は15,000人の既婚者男女を対象に実施したアンケート調査で、セカンドパートナーに関する初の大規模調査になります。
- 20~59歳の既婚者に限定し、男女別の数や年齢層も均衡な対象に行ったインターネット調査です。調査方法・調査対象等は最後に記載しています。
- セカンドパートナーは現在、既婚者以外の独身カップルにも広がっている様子ですが、今回の調査は本来の意味に則して対象を既婚者に限定しました。
セカンドパートナーは浮気・不倫にあたる?
セカンドパートナー実態調査2024 第2報(ヒールメイト調べ)の調査で「セカンドパートナーという言葉を知っている」と回答した6,271人の既婚男女に、「セカンドパートナーは浮気・不倫にあたるか」を尋ねたところ、48.2%の人が「浮気・不倫にあたる」と回答しました。男性46.8%、女性49.2%と男女差が小さいのも興味深い結果です。
つまり、約半数の既婚者が、たとえ体の関係はなくても異性と親密になれば浮気・不倫にあたると考えていることが分かります。なかなか厳しめの結果ですね。
続いて年代別にみてみましょう。世代間の差はあるのでしょうか?
なんと、年齢が若いほど「セカンドパートナーは浮気にあたる」と考えている人が多いことが分かりました。20代と50代では20ポイント近い差が出ています。
男女関係の多様化が進んだ令和と、ロマンチックラブや純愛が理想とされた昭和・平成の価値観の違いを想像すると少々意外な結果ですが、結婚生活を長年送ってきたうえでの意識の変化があるのかもしれません。
また、年齢が上がるにつれてセックスレス割合が高まることも影響しているでしょう。
セカンドパートナー経験者の意識は?
次に、セカンドパートナー経験者と、そうでない人に分けて回答結果をみてみます。今度は言葉を知っているだけでなく「セカンドパートナーはプラトニックな関係」と理解している2,731人の既婚男女に限定した結果です。経験者は自分で浮気・不倫にあたると考えているのでしょうか?
なんと、セカンドパートナー経験者も約半数が「浮気・不倫にあたる」と考えていることが分かります。「浮気・不倫にはあたらない」も8ポイントしか差がありません。
セカンドパートナーを持つことを理解できる?
続いて、セカンドパートナー実態調査2024 第2報(ヒールメイト調べ)で「セカンドパートナーという言葉を知っている」と回答した6,271人の既婚男女に「セカンドパートナーを持つことを理解できるか」を尋ねた結果を紹介します。48.2%が「セカパは浮気・不倫にあたる」と回答した母集団です。
「理解できる」が14.8%、「肯定しないが理解はできる」が50.8%。合計すると65.6%の人がセカンドパートナーを持つことに理解を示しています。「許せない」という方も多いでしょうが、「セカンドパートナーは浮気・不倫にあたるが理解はできる」というのが最も多い見方と言えそうです。男女別では次の通りで、男性の方がより理解を示す傾向なっています。
年代別にみると、年齢が高くなるほど、理解を示すようになります。「セカパは浮気・不倫にあたる」と回答した割合が若い世代ほど高かったのと相関関係がみられるでしょう。
最後に、既婚者の男女関係の用語を整理しておきましょう。
婚外恋愛 | 既婚者が配偶者以外の既婚者と恋愛関係になること。互いの家庭を壊さない、介入しないなどのルールがある |
セカンドパートナー (セカパ) |
既婚者が配偶者(ファーストパートナー)とは別に持つプラトニックな婚外パートナーのこと。「友達以上、恋人関係」の関係だが、肉体関係なしの婚外恋愛も含む。別名「プラトニック不倫」 |
不倫 | 既婚者が配偶者以外の異性と男女関係になること。相手は既婚者に限らず、既婚者同士の場合はW不倫とも呼ぶ |
浮気 | 既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことをいい、不倫よりも軽い関係 |
セカンドパートナー調査 第3報 | まとめ
- セカンドパートナーを「浮気・不倫」ととらえる既婚者は約5割(男女差なし)
- セカンドパートナーがいる人/いた人でも約5割は「浮気・不倫にあたる」と考えている
- セカンドパートナーを持つことを理解できると回答した既婚者は66%(男性は72%)
今回の調査では以上のことが分かりました。セカンドパートナー作りは今後盛んになっていくでしょうが、周囲や配偶者から「浮気・不倫」認定される可能性があるので注意しましょう。ただし本音では理解できるようなので、最終的には話し合ってみるのも一つの夫婦の選択かもしれません。
次回からはいよいよ、セカンドパートナー当事者に絞った調査です。出会った場所、どんな経緯でセカンドパートナーになったか、どんなルールでお付き合いしているか、性的なコンタクトはしたか(どこまでしたのか)、そのまま体の関係に発展してしまったことはないのか、配偶者がセカンドパートナーを持つことを許すかなど、謎の多いセカンドパートナーの実態を解明していきます。
今回の調査の詳しい報告は「既婚者の男女関係に関する調査」に掲載予定です。このリリースでは紹介しきれない詳しいデータなども公開します。過去に行った「婚外恋愛」「セックスレス」の調査報告もアップされていますので、ぜひご覧くださいね。
<調査概要>
- 調査タイトル:[ヒールメイト]セカンドパートナー実態調査 第3報
- 調査期間:2024年5月31日~2024年6月5日
- 調査対象者:20~59歳の既婚者14,481人(男性6,981人、女性7,500人)
- 調査方法:インターネット調査(セルフ型アンケートツール「Freeasy」を利用)
- エリア:全国
- 調査機関:レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/)
<調査対象者について>
下表の通り男女、年齢層ともに均等なサンプルになっています。
男性(6,981人) | 女性(7,500人) | |
---|---|---|
20代 | 1,356人(19.4%) | 1,875人(25.0%) |
30代 | 1,875人(26.9%) | 1,875人(25.0%) |
40代 | 1,875人(26.9%) | 1,875人(25.0%) |
50代 | 1,875人(26.9%) | 1,875人(25.0%) |
回答者は全都道府県に分布しており地域的な偏りはありません。子どもの有無は、子ども有が10,294人(71.1%)、子ども無が4,187人(28.9%)でした。
<調査結果>
表1 「セカンドパートナーの存在は、浮気・不倫にあたると思いますか?」の回答結果
年代 | 性別 | 浮気・不倫にあたる | どちらともいえない | プラトニックなので浮気・不倫にあたらない |
---|---|---|---|---|
全体 | 男性 | 1,216人(46.8%) | 965人(37.1%) | 417人(16.05%) |
女性 | 1,808人(49.2%) | 1,453人(39.6%) | 412人(11.2%) | |
20代 | 男性 | 344人(52.7%) | 211人(32.3%) | 98人(15.0%) |
女性 | 701人(54.1%) | 426人(33.4%) | 150人(11.8%) | |
30代 | 男性 | 388人(48.4%) | 292人(36.4%) | 122人(15.2%) |
女性 | 561人(53.1%) | 382人(36.2%) | 113人(10.7%) | |
40代 | 男性 | 294人(46.2%) | 237人(37.3%) | 105人(37.3%) |
女性 | 363人(45.7%) | 365人(45.9%) | 67人(8.4%) | |
50代 | 男性 | 190人(37.5%) | 225人(44.4%) | 92人(18.2%) |
女性 | 183人(33.6%) | 280人(51.4%) | 82人(15.1%) |
※回答者:調査対象の既婚者14,481人のなかで「セカンドパートナーという言葉を知っている」と回答した6,271人の既婚男女(男性:2,598人、女性:3,673人)。
表2 「セカンドパートナーの存在は、浮気・不倫にあたると思いますか?」の回答結果(セカンドパートナー経験の有無別)
浮気・不倫にあたる | どちらともいえない | プラトニックなので浮気・不倫にはあたらない | |
---|---|---|---|
セカンドパートナーが現在いる / 過去にいた人 | 327人(49.8%) | 206人(31.4%) | 124人(18.9%) |
セカンドパートナーがいた経験がない人 | 1,068人(51.5%) | 777人(37.5%) | 229人(11.0%) |
表3 「セカンドパートナーを持つことを理解できますか?」の回答結果
年代 | 性別 | 理解できない | 肯定はしないが理解はできる | 理解できる |
---|---|---|---|---|
全体 | 男性 | 722人(27.8%) | 1,319人(50.8%) | 557人(21.4%) |
女性 | 1,435人(39.1%) | 1,867人(50.8%) | 371人(10.1%) | |
20代 | 男性 | 230人(35.2%) | 317人(48.6%) | 106人(16.2%) |
女性 | 567人(44.4%) | 605人(47.4%) | 105人(8.2%) | |
30代 | 男性 | 249人(31.1%) | 396人(49.4%) | 157人(19.6%) |
女性 | 440人(41.7%) | 533人(50.5%) | 83人(7.9%) | |
40代 | 男性 | 160人(25.2%) | 338人(53.1%) | 138人(21.7%) |
女性 | 257人(32.3%) | 433人(54.5%) | 105人(13.2%) | |
50代 | 男性 | 83人(16.4%) | 268人(52.9%) | 156人(30.8%) |
女性 | 171人(31.4%) | 296人(54.3%) | 78人(14.3%) |
※回答者:調査対象の既婚者14,481人のなかで「セカンドパートナーという言葉を知っている」と回答した6,271人の既婚男女(男性:2,598人、女性:3,673人)。
<過去の調査結果>
第1報「セカンドパートナーがいる人/いた人の割合」調査
第2報「セカンドパートナーという言葉、プラトニックな関係であることの認知度」調査
◎調査の目的
私どもレゾンデートル株式会社は、「結婚後の新たな生き方」を提案する既婚者向けメディアやインターネットサービスの展開を行うシステム開発会社です。現代の夫婦関係のあり方、既婚者の男女関係の多様性を把握し、今後のサービス開発に向けた市場動向を探るため、今回の調査を企画しました。
◎調査内容・本リリースに関するお問い合わせ
今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。
レゾンデートル株式会社
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-15 レイフラット新宿B棟3F
問い合わせ:info@healmate.jp
担当:浦野
セカンドパートナー実態調査 第3報のPDFデータは下記よりダウンロードしていただけます。
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