「女を諦めないために“美容整形”」婚外恋愛で「今の自分が好きって、はじめて思えた」--るなさん(38歳)のカタチ

[連載]婚外恋愛、それぞれのカタチ
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2020年の日本家族計画協会の調査(※)によると、「浮気・不倫経験がある」と答えた男性は67.9%、女性が46.3%。2017年の調査結果、男性37.0%、女性24.4%から大きく増加している(同調査では性風俗の利用も浮気・不倫に含めている)。
なぜ、彼(女)たちはパートナー以外と関係を持つのか。どう始まり、どう終わるのか。さまざまな背景を持つ「婚外恋愛の経験者」たちに、その実態を聞いていく。
今回は「婚外恋愛のおかげで美容整形に目覚めて、自己肯定感が上がった」という、パートタイムで働く二児の母・るなさん(38歳・女性)に話を聞いた。

きっかけは夫とのレス
パートタイムで働く二児の母・るなさん(38歳・主婦)は、婚外恋愛を始めたきっかけについて、こう話した。
「夫とは、専門学校時代の同級生なんです。19歳の時に付き合い始めて、26歳で結婚しました。若い頃は、週に2回くらいはしていたんですが…」
2016年に第二子を出産してから、夫婦の営みは途絶えたそうだ。
「夫は夜勤が多く、昼夜逆転の生活を送っていました。家にいても、オンラインゲームに夢中で、子どもたちともっと関わってほしかったんですが、それも叶わず…。だんだん、夫に触れられること自体が嫌になってしまったんです」
夫婦の溝は深まるばかり。夫への不満、そして「女性としての自分」を再確認したいという思いが、るなさんを婚外恋愛へと駆り立てたという。
初の婚外彼氏は「12歳下の新入社員」

初めて関係を持ったのは、2018年。相手は職場の新入社員・Aさん(20歳)で、るなさんより12歳も年下だったのだとか……。
「Aくんは、若くて身長が高くて、すごくかっこよかったんです。彼が仕事で悩んでいたので、話を聞いてあげようと2人で飲みに行ったのですが、酔った勢いでホテルに行ってしまいました」
初めからそういうつもりだったわけではなく、「最初は本当に話を聞いてあげようと思っていたんです」と振り返る。
「でも、Aくんは年上の女性に興味があったみたいで…。カウンターで並んで飲んでいた時、彼の方からキスをしてきたんです」
若い男性との恋愛に、るなさんは「女性としての自分」を取り戻したという。
「いけないことだとは分かっていましたが、久しぶりに男性に求められて、すごく満たされました。忘れていた女性の部分が蘇ってきて、そこから婚外恋愛にハマっていきました」
しかし、Aさんとの関係は長続きしなかったという。
「2ヶ月くらいで、自然消滅してしまいました。でも、Aくんとの出会いが、私の婚外恋愛の始まりでした」
チャットで出会った彼とZoomで裸を見せ合う

次にるなさんが出会ったのは、チャットアプリで知り合ったBさん(32歳)だった。
「夫が夜勤でいない時や、子どもたちが寝静まった後、話し相手が欲しかったんです。それで、チャットアプリを使ってみることにしました」
チャットアプリでは、AIがランダムに2人を選び、1対1のチャットルームに案内してくれるそうだ。
「Bさんとは同い年ということもあり、すぐに意気投合して、電話番号を交換しました。実際に電話で話してみると、本当に楽しい! LINEも交換するようになりました。
毎日、休憩時間にLINEをしていて、私の仕事が終わってから、彼が運転中の時間などに電話していました。離れたところに住んでるので、リアルでは会えません。でも、世界がキラキラして見える、素敵なひと時でした」
やがてBさんと会う場所は、Zoomへと移行していき……。
「Zoomでは裸を見せ合うようになったりもして、刺激的なやり取りもたくさんしました。繋いだ瞬間にBさんが裸になっていたこともあります。
彼は女性が一人でいるのを眺めると興奮を覚える人でした。性癖も特殊で、AVでは寝取られモノや亀甲縛りモノが好き。私も彼に感化され、Zoom中に全裸になって自分を縛ってみたり、奥さんのブラジャーを着用した彼を眺めてみたりと、新しい世界に足を踏み入れることができました」
一方で、るなさんは自身の容姿へのコンプレックスを強く感じるようになったと話す。「メイクを研究するようになって、これまでほとんど塗らなかった口紅を5本も買っちゃいました」と笑う。
そして、メイクだけにとどまらず、美容整形の世界にも足を踏み入れていく。
「こうなったら豊胸しかない」美容整形へ

「BさんとZoomで裸を見せ合うようになって、自分の胸が本当に残念な感じだということを、改めて突きつけられました。昔から胸は大きくなかったので、どんどん自信がなくなっていきました」
バストアップのためにあらゆる手段を試した、るなさん。バストアップサプリ、マッサージ、ナイトブラなどは、どれも効果はなかったようだ。
「もう、こうなったら豊胸しかないと思いました。2023年に80万円をかけて、豊胸手術を受けました。足から脂肪を採取し、胸に入れる手術です。
手術後は、足がとにかく痛くて、正座もできませんでした。子どもたちに色々と手伝ってもらいました」
手術の結果はというと……。
「大満足でした。画面越しでも、胸が大きくなったのがはっきりと分かりました。Bさんも、『きれい!大きい!』と褒めてくれて、『胸で挟んでみて』と言われたりして、女としての自信を取り戻しました。昔の自分より、今の自分が好きだって、初めて思えました」
豊胸手術をきっかけに、るなさんの美意識はさらに高まったという。
「下唇にヒアルロン酸を注入し、口紅が映えるようにしました。職場でも、『肌がきれいになった』と褒められるようになりました」

2024年、るなさんは2度目の豊胸手術を受けたと話す。
「1回目の手術で満足できなかったわけではありません。でも、手で寄せた時に谷間ができにくかったので、デコルテをもっときれいにしたいと思ったんです。
豊胸手術は、私にとって『女を諦めない』ための手段です。年齢を重ねても、いつまでも『女性』として生きていたい。そう思っています」
しかし、3ヶ月後、Bさんからの連絡頻度に変化がおとずれた。
「一気にLINEが来なくなってしまったんです。すごく落ち込みました。『他に女ができたのかな?』って、不安でいっぱいになってしまって……。Bさんとリアルで会ったことは、一度もありませんしね。
やっぱり会える人の方がいいのかな、と思って、既婚者専用マッチングアプリ“ヒールメイト”に登録しました」
「いつまでも女性でありたい」
男性の反応で自己肯定感がアップ
ヒールメイトで設定した条件は、関東圏に住んでいること、身長170cm以上、40~50代。そこで出会ったのは、Cさん(34歳)だった。
「Cさんとは、3回くらいデートしました。1回目はお茶をしただけだったんですが、2回目のデートで、Cさんがクルージングを予約してくれていて…本当に素敵な人でした」

Cさんから「彼氏になりたい」と言われたものの、るなさんはまだ恋愛感情を抱くまでには至っていないのだとか。
「メッセージの時点で、Cさんから『独り占めしたい』って言われていたんです。写真交換もしていたし、私のことをすごく気に入ってくれているのは伝わってきたんですが…
ホテルではイチャイチャするだけで、挿入はしていません。なんとなく抵抗があるのと、やっぱりリスクもありますし」
最近では、Cさんと古着屋巡りのデートに行ったという。
「Cさんがスマホで色々調べてくれて、お店を予約してくれたり、色々調べてくれたり…本当に頼りになる人です。一緒にいてすごく楽しいです。

一方で、他にも会う予定の男性も何人かいます。今は色々な人と会いたいけど、いつかは落ち着きたいですね。でも、まだその『一人』が見つからないんです」
婚外恋愛を続ける根底には「いつまでも女性として生きていたい」という強い思いがあると話す。
「せっかく会うなら、少しでも綺麗に見られたいじゃないですか。だから、タイトめの服を着て、胸とお尻を強調するようにしています。
男性が嬉しそうにしている反応があると、快感を感じます。『まだまだ私、いけるじゃん!』って、自己肯定感も上がりますし」
そして「もちろん、リスクがあることは分かっていますが……」と前置きをした上で、力強く、こう続けた。
「ちゃんとリスクを管理すれば、大丈夫だと思うんです。それに、人生は楽しんだもん勝ちじゃないですか。
私は、いつまでも『女性』として生きていたい。このまま、おばあちゃんみたいに老け込むのは嫌なんです」
--「昔の自分よりも、今の自分の方が好き」そう断言できる大人は、どれくらいいるだろうか。年と共に失われていく“自己肯定感”について、るなさんの話はヒントを与えてくれているように思えた。
※出典:【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイhttps://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_p12.pdf
(同調査では性風俗の利用も浮気・不倫に含めているため注意)
<取材・文/綾部まと>
![]() | ライター、作家。明治大学法学部を卒業後、三菱UFJ銀行の法人営業、経済メディア「NewsPicks」で有名なユーザベースを経て独立。主に経済や恋愛について執筆。フランス在住。 X:@yel_ranunculus Instagram:@ayabemato note:@happymother |
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