セカンドパートナーとは?どこまでOK?デートやキス・ハグ・セックスなど境界線を解説
編集用-編集済み-1.png)
セカンドパートナーとはどこまでOK?
編集用-編集済み-9.png)
ハグやキスはしても問題ないって本当?
近年よく耳にするようになったセカンドパートナー(略称:セカパ)。不倫と同じにされがちですが、似て非なる関係性です。
セカンドパートナーと付き合ううえでよく問題になるのが、キス・ハグ・セックスなどの身体接触がどこまでが許されるのかでしょう。
そこで本記事では、セカンドパートナーとはどのような関係性なのか、どこまでの関係が許されるのかについて解説します。
セカンドパートナーとの境界線を決めるコツも紹介するので、今セカンドパートナーがいる人もこれからほしい人もぜひ参考にしてください。

セカパはどこまでOK?
既婚者同士の出会いならヒールメイト
セカンドパートナーとはどんな関係性?
セカンドパートナー(略称:セカパ)とは、既婚者同士が配偶者(ファーストパートナー)以外の異性に恋愛感情をもち、プラトニックな恋愛をする関係です。
※プラトニック:肉体関係を伴わない純粋に精神的な関係のこと。
セカンドパートナーは近年、「不倫にはならない、新しい既婚男女の在り方」として注目されています。
セカンドパートナーの場合、相手に恋愛感情はもっていますが体の関係はなく、「心のつながり」を大切にするのがポイントです。
お互いの心を支え合う、まさに「友達以上、恋人未満」のような関係性といえるでしょう。

あくまでも家庭が優先のため、セカンドパートナーの名のとおり2番目の存在になります。
一緒に食事したり、趣味を共有したりなど、配偶者(ファーストパートナー)では満たされない「癒し」の部分を満たしてくれるのがセカンドパートナーです。
セカンドパートナーと不倫、婚外恋愛の違い
セカンドパートナー(セカパ)と不倫、婚外恋愛の大きな違いは「肉体関係」の有無です。
両者の違いを以下にまとめました。
| セカンドパートナー(セカパ) | 既婚者が配偶者(ファーストパートナー)とは別に持つプラトニックな関係の婚外パートナーのこと。肉体関係がないため、「友達以上、恋人未満」の関係とも称される。「肉体関係なしの婚外恋愛」も含まれ、その場合は「プラトニック不倫」という別名もある。 |
| 不倫 | 既婚者が配偶者以外の異性と男女関係になること。肉体関係をより重視する関係で、相手は既婚者に限らず、独身の場合も含む。既婚者同士の場合はW不倫とも。 |
| 婚外恋愛 | 既婚者が配偶者以外の既婚者と恋愛関係になること。心の繋がりを重視し、互いの家庭を壊さない、介入しないなどのルールがある。 |
| 浮気 | 既婚者や恋人関係にある者が配偶者や恋愛相手以外の異性と関係を持つこと。基本的には肉体関係を持った場合をさし、性風俗の利用が含まれることもある。既婚者の場合は不倫よりも軽い関係の意味で使われる。 |
このように、「体の関係がない」ことがセカンドパートナーの重要な条件になります。
法律上の「不貞行為」とは、配偶者以外との性的関係を指すもので、裁判においても性交渉の有無が判断基準となります。セカンドパートナーのようにプラトニックな関係にとどまっていれば、法的に問題になる「不貞行為」には該当しないといえるでしょう。
一方、不倫は肉体関係を伴うため、れっきとした不貞行為です。
法的リスクやトラブルを避けたいなら、一線を越えず、セカンドパートナーとして関係を築きましょう。


セカンドパートナーはお互いの家庭を大切にする関係性です。「家庭を壊したくない」と思う人には、セカパが向いています。
セカンドパートナーを求める心理
なぜ、既婚者はセカンドパートナー(セカパ)が欲しいと思うのでしょうか。男女別のセカンドパートナーを求める心理は以下のとおりです。
- プラトニックな恋がしたい
- 寂しい気持ちを埋めたい
- 日常に刺激が欲しい
- 女性扱いされたい
- 癒しが欲しい
- 男として見てほしい
- 日常に楽しみがない
- ストレスを発散したい
- 心のよりどころがほしい
- 不倫は避けたいが恋はしたい
男女ともに「配偶者では埋められない部分」を補い、家庭外に「心の拠り所」を作ることが、セカンドパートナーを求める心理でしょう。
特に女性は、子育てなどがひと段落し、自分の時間ができるタイミングで「寂しさ・心の隙間」を埋めようとセカパを作る傾向がみられます。
また男性は、一線は越えたくないけれど「男としての自尊心」や「刺激・ストレス発散の場」が欲しい場合に、セカパの存在を求めるようです。


あくまで「心のつながり」目的
編集用-編集済み-10.png)
「肉体関係NG」のセカンドパートナーって意味あるの?
なかには、そう思う方もいるでしょう。
しかし、レゾンデートル株式会社(本マガジンの発行元)が「セカンドパートナーが現在いる/過去にいた」既婚男女を対象に、セカンドパートナーがいて良かったことを調査したところ、次の結果となりました。(複数回答可)

出典:レゾンデートル株式会社「真のセカンドパートナー実態調査2024【第3報】」
なんと「心理的な満足感や心の癒し」を求めるとの回答が、男女とも7割近くと突出しているのです。
このとおり、体ではなく「心のつながり」を目的としてセカンドパートナーを作る人は多くいます。
たとえプラトニックな関係でも、安心できる場所が家庭外にもあることは、現代の既婚男女にとって大きな意味を持つことがわかるでしょう。
セカンドパートナーがいるメリット
近年、徐々に広がりを見せるセカンドパートナー(略称:セカパ)。その理由には何があるのでしょうか?
ここでは、セカンドパートナーを持つメリットを紹介します。
精神的な支えになる
精神的な支えができるのは、セカンドパートナー(セカパ)を持つ大きなメリットです。
実際、セカンドパートナーがいることで「精神的にすごく安定する」という声は多いもの。
特に孤独を感じやすい主婦・サラリーマン層にとっては、“メンタルの逃げ場”になったり、日常の愚痴や本音を吐き出せる“第三の場所(サードプレイス)”として機能したりするケースも珍しくありません。
たとえプラトニックでも「自分を異性として見てくれる」「ちゃんと話を聞いてくれる」相手がいるだけで、気持ちが満たされるのもセカパの魅力でしょう。
“恋人未満だけど、支え合える特別な関係”こそが、セカンドパートナーの醍醐味なのです。

夫婦仲が仲良くなるケースも
セカンドパートナー(セカパ)を持つメリットには、夫婦仲が良くなるケースもあります。
それは外で感情的な満足や癒しを得たり、ストレスを解消したりすることで、気持ちの余裕が生まれるからです。
セカンドパートナーに悩みを話すことで、自分の感情が整理されることもあるでしょう。
編集用-編集済み-8.png)
妻にイライラをぶつけなくなった。
編集用-編集済み-2.png)
夫と冷静に向き合えるようになった。
実際、このように家庭内の空気が良くなり、夫婦関係の改善につながることもあります。
“家族=すべての支え”という視点から離れ、自分をコントロールしやすくなるのは、セカンドパートナーを持つ大きな意味だといえます。

セカンドパートナーを持つリスク・デメリット
メリットの多いセカンドパートナー(略称:セカパ)ですが、当然ながらマイナス面もあります。
ここからは、セカンドパートナーを持つリスク・デメリットを紹介します。
不倫だと思われることがある
セカンドパートナー(セカパ)を持つリスクの1つは、周囲から「不倫だと思われる」可能性があることです。
たとえ肉体関係がなくて法的にはセーフでも、周囲からの印象や評価はコントロールできないもの。
頻繁に会っていたり、密室で長時間過ごしていたりすると、「あの2人、何かあるのでは?」と誤解されやすいため注意が必要です。
職場や友人に「不倫」だと誤解されることで、社会的信用を失ったり、人間関係のトラブルに発展したりするケースもあるでしょう。
“特定の異性”と親密になることは、社会的にみて大きなリスクになることは覚えておきましょう。

セカパを持つなら、「他人からどう見えるか」を常に意識するのが正解です。
夫婦仲が破綻することも
セカンドパートナー(セカパ)を持つことで、夫婦仲が破綻する可能性もあります。
最初は気軽な“心の支え”のつもりでも、次第に家庭への罪悪感が強くなる人も多いです。
配偶者との心の距離が広がったり、配偶者への気持ちが冷めたりすることで、「もう夫婦としてやっていけない」と思い詰めてしまうケースもあるかもしれません。
もちろん妻(夫)がセカンドパートナーの存在に気づき、夫婦仲が悪化する危険性もゼロではないでしょう。
セカンドパートナーを作るなら、「離婚につながるリスクもある」ことは念頭に置いておきましょう。

セカンドパートナーと法律問題(慰謝料・離婚)
既婚者が配偶者(夫/妻)以外の異性と“親密な関係”を築く場合、離婚や慰謝料請求などの法的リスクが頭をよぎるでしょう。
果たしてセカンドパートナーは違法なのでしょうか?離婚や慰謝料請求のリスクが発生するのでしょうか?解説していきます。
夫婦間の義務は、民法752条に定められています。
| 民法752条(同居、協力及び扶助の義務) 夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。 |
でも、ここには不倫や浮気のような配偶者以外との男女関係に関する規定はありません。同居、協力、扶助(助け合い)の義務があるだけです。
では、男女関係の規定はどこにあるかというと、法的に離婚が認められる理由(法定離婚事由)を定めた民法770条に記されています。
| 民法770条(裁判上の離婚) 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。 一 配偶者に不貞な行為があったとき。 二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。 三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。 四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。 五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。 |
このうち、①不貞な行為(いわゆる「不貞行為」)とは、性的行為(肉体関係)を指します。いわば「不倫」のことです。
つまり、夫/妻以外と肉体関係を持ったら離婚の理由になると法律に定められており、離婚の理由になるということは、民法752条に定める夫婦の義務にも違反しているという論法になります。
その結果、不貞行為は、夫/妻の平穏な夫婦生活を営む権利を侵害する「不法行為」となり、もし夫/妻が精神的苦痛を訴えた場合に、慰謝料請求が認められるケースがあるのです。
しかし、セカンドパートナーには肉体関係がありません。そのため、法的に離婚の理由になったり慰謝料請求の対象になったりするリスクは低いといえます。
ただし、肉体関係がなくても2人の関係があまりにも親密で、夫/妻の平穏な夫婦関係を営む権利を侵害した場合には、民法770条の⑤婚姻を継続し難い重大な事由に該当する可能性があります。
実際に、深夜の面会を複数回行った、その結果、夫婦関係が破綻したケースで、肉体関係はなかったにもかかわらず慰謝料請求が認められたという判例がありますし、このほか、同じく肉体関係はないものの長期間キスやハグし合うなど、親密な関係をもったケースで慰謝料請求が認められた判例があります。
結論をいえば、肉体関係のないセカンドパートナーは法的トラブルに発展する可能性は低いものの、家庭をないがしろにしたり夫/妻の心情を傷つけたりすれば、慰謝料請求のリスクはあるといえます。節度を持ったお付き合いが重要です。
セカンドパートナーと法律問題については、後半で弁護士の尾熊晋大朗先生(永世綜合法律事務所)にも解説いただいているので、ぜひご覧ください。
どこまで許される?セカパとの一線
セカンドパートナー(略称:セカパ)の境界線はじつに曖昧です。
プラトニックな関係といえど、お互いに恋愛感情がある以上、一線を超えかねない“微妙な関係”であるのは事実でしょう。
編集用-編集済み-10.png)
不倫トラブルを避けるためには、実際にどこまでOKなの?
セカンドパートナーとはどこまで許されるのか、一般的には以下の線引きがあります。
- デート:OK
- 手を繋ぐ:OK
- ハグ:ややOK
- キス:ややNG
- セックス:NG
ただし、「セカンドパートナーとはここまで」という明確な基準はありません。
「セカパとはどこまで繋がる?」と悩んでいる人は、記事を参考にしながら2人で考えてくださいね。
デート:OK
セカンドパートナー(セカパ)とのデートは、OKです。
男女が2人きりで出かけるだけでは、不貞行為に当たりません。
街中やデパートなどでのデートは、セカンドパートナーと楽しむ時間のひとつです。一緒に食事や買い物をするのは、ストレス発散にもなるでしょう。
ただし、ホテル街などの肉体関係が疑われる場所でデートするのはNGです。写真を撮られると、たとえ肉体関係がなくても疑われてしまいます。
編集用-編集済み-3.png)
本当になにもないのに…
と言っても、信じてもらうのは難しいでしょう。
セカンドパートナーはまだまだ理解されにくい関係性なので、他人の目を注意して行動してください。
手を繋ぐ:OK
セカンドパートナー(セカパ)と手を繋ぐだけなら、軽いスキンシップなのでOKの場合が多いです。
ただし、はたから見ると「恋人」に見えますから、誰か知り合いに見られないよう、手を繋ぐ場所には注意してください。
お互いの生活圏内やお出かけの定番場所など、知り合いがいる可能性の高い場所では手を繋がないのがよいでしょう。
ハグ:ややOK
ハグも手と同様に、軽いスキンシップによる愛情表現としてOKの場合が多いです。
海外では挨拶や友情の表現としてハグをするのは一般的なので、セカンドパートナー同士も同じ認識で問題ないでしょう。
しかし、熱く抱きしめ合う「抱擁」はハグを超える行為なのでNGの可能性が高くなります。また、お互い性的な部分に触れるのはもちろんNGになります。

セカンドパートナーのスキンシップは、性的な要素があればNGと考えましょう。
このように抱擁との線引きがあいまいで、相手によっては性的な意味合いを持つ場合があるため、ハグをするなら、改めてセカンドパートナーと線引きを確認しておくとよいでしょう。
また、手と同様に、ハグも知り合いや配偶者に見られると不倫を疑われます。誰にも見られない場所で行うように注意してください。
キス:ややNG
セカンドパートナー(セカパ)とキスをするのはNGとする場合が多いです。
ただし、ハグ同様に挨拶や友情の表現としてキスをする文化もあり、性的な意味合いのない純粋な愛情表現としてのフレンチキスならOKとするカップルもいます。
あくまで、性的な要素の有無が重要になるのです。
しかし、粘膜に近い唇を合わせるキスは、ハグと違って「一種の肉体関係」とも言えます。特に舌を絡めるようなディープキスはNGにすべきでしょう。
キスをすると肉体的な距離感がぐっと縮まるため、冷静さを失って相手にどんどんのめり込んでしまう可能性があるので注意が必要です。
そうなると、これまで生じなかった独占欲や渇望、嫉妬、不満などの感情が生まれやすくなり、関係にヒビが入ることもあります。
また、キスをした勢いでセックスをしてしまう可能性も高いでしょう。
その場では「その先は我慢できる」と思ったとしても、いったんキスをしてしまうと、どんどんとセックスしたい気持ちが大きくなっていきます。
セックス:NG
セカンドパートナー(セカパ)とのセックスは完全にNGです。
一度でもセックスをしてしまうと、プラトニックな関係性が壊れ、心のつながりが目的のセカンドパートナーの関係ではなく、完全な不倫関係になってしまいます。
セックスは明確な不貞行為。配偶者にバレると慰謝料を請求される恐れもあります。

セカンドパートナーとして関係を続けたいのなら、セックスはしないほうが賢明です

セカンドパートナーとの境界線を上手に決めるコツ
編集用-編集済み-10.png)
良い関係を保ちたいけど、線引きって難しい…。
セカンドパートナー(略称:セカパ)として付き合うなら、プラトニックな関係でいることは大前提。
セカンドパートナーと上手に境界線を決めるためには、以下を実践しましょう。
- リスクを考える
- 話し合いで決める
- コミュニケーションを取る
1人で悩みすぎず、ぜひパートナーと一緒に考えてくださいね。
リスクを考える
セカンドパートナー(セカパ)との境界線を決める前に、まずはリスクを考え理解することが第一です。
メリットや魅力の多いセカンドパートナーですが、プラトニックな関係ではなくなった場合、トラブルに発展するリスクがあることを認識しておきましょう。
肉体関係をもつと、以下のリスクが発生します。
- 社会的信用を失う
- 離婚に至る可能性がある
- 慰謝料請求を請求される恐れがある
一線を越えた場合、このように人生に大きく影響するリスクを背負うことに。
冷静にリスクを把握しておくことで、雰囲気に流されなくなります。
話し合いで決める
リスクを考えたら、「スキンシップはどこまでOKか?」を事前に話し合っておきましょう。
もし相手が肉体関係を望んでいた場合、あらかじめ確認しておかないと、自分が望んでいないのに「嫌われたくないし…」と断れなくなってしまうことも。

特に男性の場合、女性よりも肉体関係を重視する人が多い傾向にあります。
そのため、パートナーになる前にお互いの気持ちを確認するのはマストです。
後になって気まずい思いをしないためにも、勇気をもって最初に話してみてくださいね。
コミュニケーションを取る
人の気持ちは変わるもの。そのため、コミュニケーションをとることも必須です。
1回の話し合いで済ませず、定期的にコミュニケーションをとって関係性の価値観について確認をとりましょう。
お互いの感情や、関係の理想像を共有することで
編集用-編集済み-5.png)
急に別れ話って…。彼が苦しんでたなんて知らなかった。
編集用-編集済み-10.png)
少しずつ関係にヒビが入ってきた気が…。
という事態を防げます。もし問題が発生しても大きくなる前に解決を目指せるでしょう。

【弁護士解説】セカンドパートナーは違法?どこまでOK?気をつけるべきポイントは?
ここでは、弁護士の尾熊晋大朗先生(永世綜合法律事務所)に、セカンドパートナーと法律の関係について詳しく解説いただきます。
セカンドパートナーは不倫・浮気ですか?

セカンドパートナーは、不倫や浮気にあたりますか?

セカンドパートナーの関係は、一般的に不倫に該当しません。浮気に当たるかは人によって考え方が様々でしょう。
不倫や浮気という言葉は、法律用語ではなく一般用語です。
不倫という言葉はもともと倫理的でない行為を指しますが、近年は既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことを指すケースが多くなってきています。ですから、不倫=不貞行為と考えてよいでしょう。
セカンドパートナーの関係で肉体関係を伴わない場合には、不貞行為には該当しません。よって、「不倫ではない」といえます。
一方、浮気の場合は、一般的には、他の異性に心を寄せる、他の異性と親密にするなどを含む場合もあるため、人によっては浮気と見なすケースもありそうです。

肉体行為を伴わない場合は、不貞行為に該当しないのですね。そもそも「不貞行為」とは何でしょうか。

「不貞行為」は簡単に言えば「配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」を指します。
不貞行為は、民法770条において、裁判所に離婚の訴えを起こすことができる要件の一つに挙げられているため、不貞行為が発覚すると、離婚の理由になってしまいます。
また、民法709条に定める「不法行為」に該当する可能性もあります。
不貞行為に該当する「肉体関係」とはなんですか?

不貞行為に該当する「肉体関係」とは性行為、いわゆるセックスのことですか?

性行為だけでなく、性器を愛撫する、裸で抱き合うなどの性的類似行為も不貞行為に該当する可能性があります。
キスやハグは、肉体関係に含まれますか?

セカンドパートナーの関係性でも、キスやハグまではOKのカップルもいます。キスやハグは肉体関係に含まれますか?

キスやハグは原則的に不貞行為には含まれません。
よって、キスやハグ自体が法的に問題となる可能性は低いでしょう。ただし、後述するように「社会通念上許容されている限度を逸脱」し、「配偶者の権利を侵害」したと認められた場合、問題となるケースはあります。
セカンドパートナーを持つと法的に問題になりますか?

すると、セカンドパートナーはプラトニックな関係で、肉体関係を持ちませんから、法的に問題に発展することはないのでしょうか?

セカンドパートナーとの関係で肉体関係が無い場合には不貞行為に当たらないため、肉体関係を伴う婚外恋愛、不倫などに比べれば法的なリスクは相対的に低いと言えます。
ただし、セカンドパートナーとの関係が「社会通念上許容されている限度を逸脱しているもの」であり、「どちらかの配偶者の権利を侵害」した場合は、法的問題に発展することもあり得るため、注意が必要です。

「社会通念上許容されている限度を逸脱している関係」や「配偶者の権利を侵害」とは、どのようなケースをいうのでしょうか?

社会通念上許容されている限度を逸脱しているかどうかは、世間一般の常識や社会通念に照らして、その物事が適切であるといえるのかという観点から判断されます。
セカンドパートナーとの親密性や関係性が、結婚している者同士の男女の関係として世間の常識や社会通念から逸脱していると判断されれば「社会通念上許容されている限度を逸脱している」と見なされます。
例えば、肉体関係はなくても頻繁にデートして長時間一緒に過ごし、キスやハグを繰り返す、高価なプレゼントを頻繁に贈る、多額の金銭的援助を行うなどあり得ます。
また、配偶者の権利の侵害とは、セカンドパートナーとの関係によって夫婦関係が悪化するなど、配偶者の「平穏な婚姻生活を営む権利」を侵害した場合をいいます。
慰謝料を請求されることはありますか?

セカンドパートナーとの関係が、「社会通念上許容されている限度を逸脱」していて、「配偶者の権利を侵害」した場合は、慰謝料請求の対象になりますか?

慰謝料とは、権利の侵害によってこうむった「精神的苦痛」に対する損害賠償ですから、不貞行為がなくても、セカンドパートナーとの社会的相当性を超える関係によって配偶者の当然の権利である「婚姻生活の平穏」が害され、それにより配偶者が精神的苦痛をこうむったと立証できれば、慰謝料請求が認められる可能性はあり得るのです。

先ほど、キスやハグだけでも法的な問題になるケースはあるとおっしゃいましたが、キスやハグも慰謝料請求の対象になりますか?

前述のとおり、キスやハグは原則的に不貞行為と見なされません。そのこと自体でただちに慰謝料請求が認められる可能性は低いでしょう。
しかし、セカンドパートナーとのキスやハグは、既婚者同士の異性関係として世間一般の常識や社会通念を逸脱していると判断されるケースもあると思われます。すると、「社会通念上許容されている限度を逸脱している」として慰謝料請求が成立する場合があり得ます。

実際に、肉体関係、つまり不貞行為がないセカンドパートナーといえるような関係でも、慰謝料請求が認められたケースはありますか?

はい、あります。
例えば、不貞関係を解消した過去があったうえで深夜の面会を複数回行った、その結果、夫婦関係が破綻したケースで、不貞行為の事実は認められなかったにもかかわらず妻の慰謝料請求が認められたという判例があります。
また、肉体関係はないものの長期間キスやハグなど親密な関係を持った事例で慰謝料請求が認められた裁判例もあります。
そのほか、相手が配偶者に結婚させてほしいと直接何度も申し出た、配偶者に読まれると夫婦関係が悪化するような内容のメールを相手が送ったなどの事例でも慰謝料請求が認められています。
ただし、慰謝料請求が認められるためには、セカンドパートナーとの関係が始まった時点で、婚姻生活が平穏だったという事実が必要です。
夫婦仲が冷めきっていた、別居状態にあったなど、すでに婚姻生活が破綻状況であった場合は、セカンドパートナーとの関係によって夫婦関係が悪化して精神的苦痛をこうむったという因果関係が成立しないので、慰謝料の請求はできないケースもあり得ます。
セカンドパートナーは離婚の理由になりますか?

セカンドパートナーとの関係が離婚の理由になりますか?

セカンドパートナーとの関係は不貞行為にあたらないため、肉体関係のある婚外恋愛や不倫に比べれば、一般的に離婚の理由になりにくいとはいえます。
ただし、民法770条に挙げられた法定離婚事由のうち「婚姻を継続し難い重大な事由」の判断の一要素となり得るので、セカンドパートナーとの関係性など具体的な事情によっては「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するものとして、裁判で離婚が認められる可能性もあるでしょう。
セカンドパートナーとの間で社会的相当性を超える親密な交際を続けており、何度も関係の解消や是正を求めても改まらない状況であれば、正常な婚姻関係の継続は困難と考えられるためです。
- セカンドパートナーとの関係が深く、世間一般の常識や社会通念を逸脱したもであり、そのことにより夫婦関係を壊したとみなされた場合、慰謝料請求の対象になる可能性がある
- セカンドパートナーとの関係が深く、世間一般の常識や社会通念を逸脱したものとみなされ、配偶者が何度も関係の解消や是正を求めても改まらない場合は、「婚姻の継続困難」と判断され、裁判で離婚が認められる可能性もある
- キスやハグは原則的に不貞行為とはみなされないが、既婚者同士の異性関係として世間一般の常識や社会通念を逸脱していると判断された場合、慰謝料請求や離婚裁判で不利に働く可能性がある
- 配偶者公認の関係にすれば法的なトラブルに発展しにくい
| 2025年9月3日 監修者:永世綜合法律事務所 尾熊晋大朗先生 |
![]() 尾熊晋大朗先生 | 取扱分野は、離婚・相続などの民事事件全般および企業法務。 個人顧客からは、不倫・離婚等の男女トラブル、相続、不動産、交通事故といった幅広い分野で案件を受任。 法人顧客には、介護・IT・教育など各業種の事業者から顧問弁護士として依頼を受け、契約書作成・チェック、リーガルリサーチ、債権回収などのサービスを提供。 複数のWebサイトを自ら運営し、記事執筆等の経験も豊富。法律記事の監修経験もある。 |
セカンドパートナーに関するQ&A
ここでは、セカンドパートナー(略称:セカパ)に関するよくある質問をQ&A方式でまとめました。
セカンドパートナーがいる人、これからほしいと思っている人もぜひ参考にしてくださいね。
Q1.セカンドパートナーは浮気・不倫と思われない?
レゾンデートル株式会社が行った調査によると、男女ともに5割の人が「セカンドパートナーは浮気・不倫にあたる」と考えていることがわかりました。

プラトニックな関係とはいえ、セカンドパートナーはまだまだ理解されにくい概念なのでしょう。
しかし、同調査では「セカンドパートナーを持つことを理解できる」と回答した女性は66%、男性72%もいるという結果も出ています。
つまり、現状では「浮気だと思うけれど、本心ではセカパの関係を理解できる」と考えている人が多いといえそうです。

とはいえ浮気・不倫と思われたくないなら、生活圏内や密室など怪しまれる場所は避け、噂やトラブルになるのを防ぐのが賢明でしょう。
Q2.セカンドパートナーとの関係にリスクはある?
セカンドパートナー(セカパ)をつくるリスクはゼロではありません。
先ほど解説したとおり、配偶者に不貞行為があったと認められれば、法律上、被害者側は慰謝料を請求できる権利があります。
実際は体の関係がなくとも、たとえばホテルなどで長時間2人きりで過ごしたなど、「明らかに体の関係がある」と疑われる証拠があると、慰謝料請求が認められてしまう可能性もあるのです。
また、相手を好きだからこそ「もっと近づきたい」という気持ちは大きくなり肉体関係を持ってしまうこともあるかもしれません。
「セカンドパートナー=肉体関係なし」だからといって、リスクと無縁ではないことは念頭に入れておきましょう。
Q3.配偶者にセカンドパートナーがいる場合は?
配偶者にセカンドパートナー(セカパ)がいると知ったら、まずは事実を整理しましょう。
感情的にならず、「どこまでの関係なのか?」「頻度や内容は?」など冷静に確認することが大事です。
そのうえで、相手と正面から話し合い、自分たちの関係に何が起きていたのかを見つめ直しましょう。
場合によってはカウンセリングなど、第三者を介した場を設けるのも有効です。
関係が不貞に発展していれば、離婚や慰謝料請求を含めて弁護士へ相談することも選択肢になります。
ただし最終的には、自分自身が「どうしたいか」が決め手になるといえるでしょう。

まとめ:どこまでの関係になるか事前に決めておきましょう
*ここからPRを含みます。
本記事では、セカンドパートナー(略称:セカパ)の意味やメリットデメリット、どこまでOKか? について解説しました。
既婚者同士の新しい男女関係であるセカンドパートナー。
“新しい生き方の選択肢”ともいえる関係ですが、「セカンドパートナーとどこまでOKなのか」と悩む方も少なくないでしょう。
大切なパートナーと長くお付き合いするためには、線引きが重要です。
リスクを考え、きちんと2人で話し合って決めることで、結果的に2人の関係が長く続きます。
編集用-編集済み-3.png)
体のつながりよりも、心のよりどころがほしい
そう思う方には、セカンドパートナーが合っているでしょう。
セカンドパートナー探しには、既婚者限定マッチングアプリ「Healmate(ヒールメイト)」がおすすめです。
登録できるのは既婚者だけ。しかも心の繋がりを重視した真面目な関係のお相手探しに定評のあるサービスなので、プラトニックを尊重して、お互いの境遇やリスクを理解し合える、あなたにぴったりなお相手が見つかります。
「家庭の外で息抜きをしたい」「心が通い合う相手がほしい」と思うなら、真面目なパートナーと出会えるHealmate(ヒールメイト)をのぞいてみてくださいね。
既婚者同士の出会いならヒールメイト



Healmate(ヒールメイト)は、既婚者専用のマッチングアプリ。男女の出会いやセカンドパートナー探し、友達づくりなど、様々な用途でご利用いただけます。掲示板やグループチャット、オフ会などの機能もあり、既婚者コミュニティとしても活用されています。
女性は完全無料、男性は登録無料でマッチング女性とのメッセージ以上は有料です。登録は簡単ですから、ぜひ一度サイトをのぞいてみてください。
インターネット異性紹介事業届出済
受理番号(30220008-000)
ⒸHealmate magazine
本記事の著作権は、Healmate(ヒールメイト)を運営するレゾンデートル株式会社が保持しています。無断転載・引用は固くお断りさせていただきます。



コメントを投稿するにはログインしてください。