既婚者の「真面目な出会い」はどこで見つける?[前編]|職場から相席・既婚者合コンまで
既婚者が「出会いの場」を探す理由
「もう一度、恋をしたい」
「昔のようなデートがしたい」
「ドキドキしたい、ときめきたい」
「大事にされたい、大切に想われたい」
結婚後、ある程度の時間がたつと、こんな思いを抱くことがあるでしょう。
仕事や育児、家事に追われながらも、同じことの繰り返しで単調に過ぎ去る毎日。 「特に不満はない」「今でも十分幸せ」などと自分に言い聞かせても、このまま歳を取っていくのかと思うと、何か物足りなさや寂しさを感じてしまいます。
刺激的で、ワクワク感と幸福感に満ちた「あの感じ」をもう一度、味わいたいと思うのは、既婚者であっても自然なことかもしれません。 配偶者にずっと恋ができていれば、そんな気持ちにならないで済むでしょう。
けれど、実際はなかなかそうならないのが現実です。
「配偶者だけでは満たされない」と感じたとき、信頼できる別の異性のパートナーがいたら、と思うことはないでしょうか。
恋は、生きる活力を与えてくれますし、若さを取り戻してくれます。 異性との想い合いによって、心は癒され、うるおいます。
そんな存在がいるだけで、日常の景色が鮮やかに変わるはず。 性的ではなく、心で結ばれたい。精神的な繋がりだけでも十分です。
第二の人生を考える相手でも、自分の人生の支えになるセカンドパートナーでもいい。
真面目で上質な出会いが欲しい。
しかし、実際にそのような相手を見つけるのは、かなり困難です。潜在的なニーズは多くあるはずですが、秘密が守られてリスクが少ない状態で、希望する相手を出会える場は非常に限られています。
既婚者が出会いを求めることは良くないこと?
結論から言うと、既婚者が出会いを求めることは悪いことではありません。
なぜなら、不貞行為の法的な基準は「両者が同意した上での肉体関係があるかどうか」だからです。
不貞行為として認められるのは、あくまでも肉体関係・性的関係を配偶者以外の異性と持った場合のことです。 日本民事調査研究所には下記のような記載がありました。
不貞行為として認められるのは、あくまでも肉体関係・性的関係をパートナー(配偶者)以外と持った場合とされています。 なお、いわゆるプラトニックな関係は不貞行為とは認められないようです。出典:日本民事調査研究所 ※文中の強調は本記事執筆者によるもの
そのため、既婚者であっても肉体関係をもたない純粋な恋愛であれば、不倫にはなりません。
「既婚者だから出会いを求めてはいけない」と意固地になると、今のままなにも変わるはずがありません。
柔軟な考えを持って積極的に行動することで、より自分が幸せになれることを意識しましょう。
既婚者の「出会いの場」の種類と特徴|リアル(現実)の場
既婚者の「出会いの場」として、考えられるものを挙げてみましょう。
- 友人の紹介
- 職場・地元・同級生
- 趣味の場・習い事の場
- バー・パブ・居酒屋などのお酒の場
- 相席系
- 既婚者合コン(既婚者サークル)、異業種交流会
今回の[前編]では、インターネット上ではないリアルの場所について、筆者の見聞を交えながら書いていきたいと思います。
友人の紹介
1つ目の出会いの場は、友人の紹介です。 友人の紹介から出会いが始まる流れは以下の通りです。
このように、最初は友達だと思っていてもそこから恋愛に発展していく可能性があります。
信頼できる友人の紹介であれば危険な人である可能性が低いため、安全に恋愛できます。友人から人を紹介してもらえる機会があれば積極的に参加しましょう。
同窓会
同窓会は昔からよく挙げられる出会いの場です。
気が知れた相手である安心感や心の繋がりから親密な関係へ至りやすいです。
同窓会では好きだった人や元カレ・元カノと昔話で盛り上がることも多いでしょう。別れを惜しむほどの楽しさから2人だけの二次会につながり、そこから恋愛関係へ…とつながっていくのです。
職場・地元・同級生
職場や地元、学校などの人間関係の繋がりのなかで相手を見つけようとする人も多いかもしれません。
社内はもちろん取引先の人など、特定の人と関わる機会が多く、仲良くなりやすいでしょう。
仕事のフォローをし合えたり、成功体験を一緒に味わったりを繰り返すことで自然と好意を抱き、親密な関係になることも少なくありません。
実際、社内や昔の同級生、先輩・後輩などとの不倫というのは、実際によく聞く話です。
しかし、これは真面目で上質な関係とは少し違うかもしれませんし、互いに社会的なリスクが伴います。
筆者も社内はもちろん、自分の実生活に少しでも関わりがある場所での出会いを見つけるのは、徹底的に避けてきました。
チャンスはいろいろとあるかもしれませんが、なるべく避けたほうが無難だと思います。
趣味の場・習い事の場
趣味の場、習い事の場などで異性と出会い、交際するというのも、ある程度、よく聞く話です。
ひそかに「出会い」目的で参加する既婚者さえ、一定数いると思います。既存の人間関係と切り離せば、リスクが少ないのもメリットでしょう。
しかし、このような場で希望する相手と出会うのはなかなか難しいものです。
まず、相手に「出会う気があるか」が分かりませんから、きっかけに苦労するでしょう。
ある程度の時間が経つと、グループ内で人間関係もできてしまいますから、秘密の関係づくりはなおさら困難になります。
バー・パブ・居酒屋などのお酒の場
バーやハブ、居酒屋などのお酒の場は男性も女性も出会いを求めて気軽に飲みに来ているので、既婚者でも出会いが生まれやすい環境であるといえます。
バーにはお酒を飲みながら軽めのコミュニケーションをしたい人が集まるので、自然にコミュニケーションをとりやすく、そこから出会いに発展しやすいです。
しかし、お酒の場は気軽に出会える一方で、時間とコストがかかります。
出会いがありそうな店をいろいろ探し、何回か通ってタイプの異性を見つけ、声をかけ、自分が既婚者であることを伝え、連絡先を交換し──と、それぞれかなりのハードルがありますよね。
ちょうど良い相手がいない、一緒に飲むことができても、それだけで終わってしまうことも多いです。
かなりの時間と出費を覚悟したうえでの「幸運な巡り合わせ待ち」になるでしょう。
筆者の場合、一緒に飲めるのは1年に1~2回、その後に繋がる出会いがあるかないかですね。
例えば、銀座コリドー街のような開放的な飲み屋街、あるいは女性にも流行りのセンベロ系(立ち飲みなどの安い居酒屋)などでしたら、もっと気軽に出会えるチャンスもあります。
相席系
相席屋や相席バーなど「相席系」のお酒の場は、今とても流行し、既婚者も多く利用しています。
相席系の場合は強制的に異性と相席になるため、自分から話しかけるのが苦手な人でも多くの人と話せます。
さらに、相席屋は女性の飲食代が無料のことが多いため、気軽に行けるのも女性にとっては嬉しいポイントでしょう。
ただし、相席系は1人では利用できないお店が多く、一緒に行く友人を見つけなければならないというハードルがあります。
出会いを求めていることを打ち明けられる信頼できる友人がいればよいですが、少々リスキーですよね。
また、お店に入るところを誰かに見られてしまうというリスクがあるでしょう。 相席系のお店には、店外に出る気のない食事目当ての女性、パパ活や援助交際目的の女性が多いため、「真面目で上質な出会い」を見つけることは難しいです。
女性の場合は、多くの異性と出会えるでしょうが、ヤリモク(SEXだけが目的の人)やママ活男子、ホストなどがいて、かなり苦労すると思います。
どちらにせよ、真面目で上質な出会いにはほど遠い相手ばかりでしょう。
既婚者合コン(既婚者サークル)、異業種交流会
既婚者合コン(既婚者サークル)は、東京・大阪・名古屋やその他の大都市部で盛んに開かれていて、近ごろ人気です。
30~40人くらいが集まり、貸し切りレストランなどで会食するスタイルが多いです。
基本的には男女同数の10人くらいで1つのテーブルを囲み、30分程度、歓談。時間が来ると男性がテーブルを移るというスタイルが多いです。
連絡先交換は自由、ひとり参加もかなりいます。 筆者の知人が、一時期、既婚者合コン(既婚者サークル)にはまっていました。
知人によると、「実にいろいろなタイプの女性がいる。30代・40代・50代が中心。既婚者合コンになんて参加しなさそうな清楚系のきちんとした女性も多い」とのこと。
この話を聞いて筆者はかなり惹かれましたが、その後、次のデメリットを聞いて、参加するか迷っています。
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行ってみなければ、どんな相手が参加するか分からず、失敗することも多い
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男性の場合は、1回の料金がそこそこ高額(1回の参加費が1万円前後)
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連絡先を交換できても、2人で会うまでのハードルが高い(合コン気分を味わいたいだけの女性、まずはグループで交際しようとする女性がいるとのこと)
時間とコストの面で判断に迷うところです。
また、「合コンに慣れている人」が有利という面はあるでしょうから、これらが苦手という人には向かないかもしれません。知人は得意そうなのですが、今のところ成果なしです。
加えて、異業種交流会。今では少なりましたが、10年ほど前まで「既婚者同士の出会いの場」として機能していた時代がありました。
ただし現在は、営業や勧誘目的の参加も多く、真面目な出会いは難しい場になっています。
マッチングアプリ・サイト
「リアルの場」ではありませんが、既婚者が出会うのであればマッチングアプリ・サイトはおすすめです。
ご紹介した通り、「リアルの場」では時間や費用がかかるうえに、理想的な恋愛相手を見つけられるかどうかは運次第。
一方、マッチングアプリやマッチングサイトでは「既婚者同士で出会いたい」など同じ考えの相手が登録しています。
そのため、最低限の時間とコストで理想的な相手と出会えるのです。
ここからはマッチングアプリ・サイトについて、簡単に解説します。
詳しくは後半の記事でも紹介しておりますのでご確認ください。
既婚者は独身向けマッチングの利用は禁止!
先ほど、既婚者同士の出会いにマッチングアプリの使用をオススメしましたが、独身向けのマッチングアプリを既婚者が利用するのは、NGです。
マッチングアプリは効率的な出会いができるため人気ですが、その多くは独身向けです。
独身だと思って出会った相手が既婚者だと知ったときの気持ちは、詐欺にあったときと同じです。
「真面目な出会い」ではなくなってしまうため、独身者向けのマッチングアプリには登録しないようにしましょう。
既婚者の「出会いの場」は既婚者マッチングアプリがおすすめ
既婚者マッチングアプリとは、文字通り「既婚者向けのマッチングアプリ」のことです。
ここでは、既婚者向けマッチングアプリのサービスの概要や安全性について解説します。
既婚者マッチングアプリとは?
そもそもマッチングアプリとは、 出会いを求める男女が登録し、マッチングにより出会いにつなげるサービスです。
既婚者向けのマッチングアプリのサービスも、独身向けのアプリとほとんど変わりません。
独身向けのマッチングアプリとの違いは、登録者の対象を既婚者にしている点で、多くはセカンドパートナーや婚外恋愛を求めている方が登録しています。
マッチングアプリは独身向けのものばかりでしたが、ニーズの増加に伴い、既婚者向けが普及してきました。
セキュリティ・安全性は?
既婚者向けマッチングアプリはセキュリティを徹底しているサービスが多いです。
しかし、なかには安全性の高くないものも存在します。
既婚者向けマッチングアプリのセキュリティ・安全性を見分ける項目は、下記のとおりです。
- 「インターネット異性紹介事業」が届出済みか
- 24時間365日監視体制が整っているか
- 運営元が法人か
- 料金が月額課金制か
- ブラウザで完結するか
インターネット異性紹介事業が届出済みであれば、法律を守って運営している証であるため、安全に利用できるでしょう。
既婚者向けマッチングアプリにおいて重要なのが、ブラウザで完結するかどうか。 ダウンロードが必要なアプリは、スマホを見られたときにバレる可能性があります。
安全なマッチングアプリの見分け方について、詳しくはこちらをご覧ください。
本当に出会えるのか?
既婚者向けマッチングアプリは、本当に出会えます。
なぜなら「本気で出会いたい」と考えている人ばかりが登録しているからです。
既婚者向けマッチングアプリは恋愛したい既婚者しか登録していません。最初から既婚者との出会いを求めている方ばかりなので、関係が発展しやすいのです。
既婚者マッチングアプリの口コミ
実際、既婚者向けマッチングアプリである「Healmate」を利用した人の口コミを調査すると、下記のようなものがありました。
明けました!!
— コヤマ@婚外 (@tatsu_twit1215) January 5, 2023
ヒールメイトを始めて半月くらい??
いいねした女性:37人
マッチングした女性:15人
お会い済:3人
メッセージやり取り中:3人
アポ調整中:1人
年末にアポ調整の人は無事に3人ともお会いできました
その内、今後も続きそうなのは2人#healmate#ヒールメイト#婚外#婚外恋愛
ヒールメイトで知り合ったイケおじさん(47歳)リアルでイケおじだった…♡
— しそんぬ (@xxx_4sonnu) January 14, 2023
男前でスタイル良いし、話も面白くて1時間半喋りっぱなし🥺来月会う約束したし、この方と続くといいな〜。#婚外恋愛 #婚外
わずか半月で3名と出会っている方もいれば、すでに理想的な男性を見つけて素敵な婚外恋愛を楽しんでいる方も。
さらに詳しい評判を知りたい方はこちらをご覧ください。
親密な関係になる3つのコツ
ご紹介した出会いの場で素敵な人と知り合えても、仲良くなれなければ意味がありません。
親密になり、恋愛関係へ進めるには3つのコツがあります。
- 自己開示する
- 相手の話を聞く
- 共通点を探す
筆者自身も上記のコツを試し、その効果を実感しています。
具体的なやり方について、ひとつずつ解説していきますので、試してみてくださいね。
自己開示する
初対面の人と距離を詰めるのに、自己開示は効果的です。
自己開示とは自分の強みだけでなく、悩みや弱点などありのままを相手に開示することです。
特に自分の弱みの部分を話す行為は、相手への信頼が前提にあるため、開示された相手は「自分のことを信用してもらえてるんだ」と嬉しくなるでしょう。
自己開示からお互いの深い話をすることにつながり、親密な関係を築くことができるのです。
ただし、相手が興味を持ってくれていないのに、ひたすら自己開示するとただの「自分語り」になってしまいます。
相手の様子をうかがいながら、押しつけにならない程度に自己開示してみましょう。
相手の話を聞く
自己開示だけでなく、相手の話を聞くことも大切です。
自分の話ばかりしていると相手は「私に興味がないのかな」と感じてしまいます。 反対に、相手の話をしっかり聞くと、相手は「自分に興味を持ってもらえてる」と感じて嬉しいものです。
「しっかり聞く」とは、ただ黙ってボーッとしているだけではありません。
下記のようなテクニックを使い、話をしっかり聞いていることをアピールしてみてください。
自己開示と同時に相手の話をしっかり聞くことで、相手から信頼してもらいやすくなります。
共通点を探す
自己開示を行い、相手の話をしっかり聞くと共通点が見えてきます。見つけた共通点を積極的にアピールすることで、相手と仲良くなるスピードが早まります。
共通点の例としては下記が挙げられます。
- 出身が同じ
- 地元が近い
- 好きな食べ物が同じ
- 同じ星座
- 服の趣味が似ている
土地や食べ物、生まれや育ちなど色々な角度から共通点を探してみてください。
* * *
ここまで、職場や趣味の場から既婚者合コン、異業種交流会までの「既婚者の出会いの場」について、筆者の経験も交えながら、いろいろと書いてきました。
次回の「後編」では、今や出会いの場の主流となったマッチングアプリやマッチングサイト、出会い系サイトなどのインターネットサービスについて、書いていきたいと思います。
現在は、既婚者に限定したマッチングアプリやマッチングサイトもいくつかあり、このmagazineの発行元が提供しているHealmate(ヒールメイト)もその一つです。
発行元のサービスですから、当然におすすめするのが仕事な訳ですが、推したい理由はそれだけではありません。
Healmate(ヒールメイト)はおもしろいことに「真面目な出会い」限定なんです。
ある程度、いろんな出会いを経験していると、「真面目な出会い」が欲しくなります。
信頼できて、きちんと思いやり合える相手と、真面目に交際したくなるのです。
それが、Healmate(ヒールメイト)を応援する理由です。次回は、そのあたりも詳しく書いていきたいと思います。
最後に、筆者の紹介を簡単にさせてください。
外部ライターの「ウラノ」といいます。既婚者の出会い、マッチング系、出会い系に、それなりに詳しいです。
今後、既婚者同士の出会いの方法、体験談、既婚者同士がうまく行くコツ、既婚者同士の出会いで起こりがちなトラブルや実際に起こった事件例など、既婚者の出会い界隈のことを書いていきます。
ある程度の限界はありますけど、なるべく忌憚なく、ダメなものはダメ、良いものは良い(他社サービスであっても)と、正直に書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
※Healmate(ヒールメイト)以外の画像はO-DANのフリー素材です。