夫婦関係・セックスレス

セックスレスが不倫・婚外恋愛の原因になる理由は?避けるための工夫も

ヒールメイト編集部 坂本
さとし
さとし

 妻とはセックスレス状態だから婚外のパートナーが欲しい!

ライターのまめです。セックスレスの当事者として発信したInstagramX(旧Twitter)がバズり、現在はこのテーマを中心にライター活動をしています。日刊ゲンダイのWebメディア「コクハク」でも連載中!

さて、日本の社会問題とも言える「セックスレス」

健全なパートナー関係であれば、日常的にセックスがあるのが当たり前ですよね。

しかし、現代の夫婦の半数がセックスレス状態にあると言われています。

日本家族計画協会ジェックス株式会社【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020

(出典)https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/report.pdf

⇒毎日新聞:半数がセックスレス 男性の仕事疲れが影響
https://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00m/040/076000c

⇒厚生労働省:セックスレス化がさらに進行
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dh87-att/2r9852000001dhhx.pdf

日本では、結婚すると基本的には配偶者以外との性行為は許されません。

万が一、バレてしまった場合には不貞行為とみなされて離婚理由になりますし、慰謝料を請求される確率が高いのです。

しかし、人間の三代欲求の一つである「性欲」を永久に満たせないのは非常に辛いもの

その我慢の限界を超えてしまうと、不倫や婚外恋愛に踏み出す人が一定数存在します。

今回はセックスレスがなぜ不倫や婚外恋愛の原因になるのか、そしてセックスレスを避けるための工夫について探っていきます

セックスレスの定義とは?

そもそもセックスレスとはどのぐらいの期間、セックスをしていないことを指すのでしょうか?

日本性科学学会によりますと、セックスレスの定義は「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」とのこと。

実は特別な理由がなく、セックスを拒否し続けることは「その他婚姻を継続しがたい重要な事由」に当てはまる場合があり、裁判離婚の際の離婚原因にもなり得ます

(参照:離婚問題の弁護士相談サイト https://rikon-law.net/qa-gennin-2/)

実際には、相手がセックスに応じてくれないという理由だけで離婚裁判を起こす人は少数ですが、セックスレスで悩んでいる人は多く、友人や家族には相談しづらいため一人で辛い気持ちを抱えています。

事実、セックスレスは不倫・婚外恋愛の要因となっている

セックスレスが婚外恋愛の要因になっていることはデータでも証明されています。

婚外恋愛の理由は意外と純粋

ヒールメイトマガジンの運営元であり、既婚者マッチングアプリ「Healmate(ヒールメイト)」の開発・運営会社であるレゾンデートル株式会社が婚外恋愛経験者350人にアンケート調査を行いました。

(出典)レゾンデートル株式会社「婚外恋愛に関する実態調査 第4報

婚外恋愛をした理由」について質問したところ、上の結果が得られました。

婚外恋愛をした理由【男性】
  1. 1位 相手を好きになってしまったため
  2. 2位 セックスレスのため
  3. 3位 恋愛がしたかったから
婚外恋愛をした理由【女性】
  1. 1位 相手を好きになってしまったため
  2. 2位 恋愛がしたかったから
  3. 3位 女性としてみられたかったから

男女ともに「相手を好きになってしまったこと」や「恋愛をしたかったから」という意外と純粋な理由が多いのが特徴です。しかし、男性の理由の2位には「セックスレスのため」が入っており、見逃せません。

同じアンケート調査で現在分析中の未発表データでは、婚外恋愛経験者の半数近くが配偶者とセックスレス状態という結果も出ています。

(未発表データ:2023年9月時点)

やはり夫婦間でセックスがないことが原因となり、婚外恋愛に踏み出している人は多いようです。

男性の婚外恋愛の目的、第一位は「体の関係」

次に、婚外恋愛の目的について質問したデータについてです。

同じく、レゾンデートル株式会社が行ったアンケート調査の結果を元にみていきます。

(出典)レゾンデートル株式会社「婚外恋愛に関する実態調査 第4報

男性の婚外恋愛の目的の半数以上(55.9%)を占めているのは「体の関係・セックス」で他の目的よりも、圧倒的な差をつけています。女性は「心のつながり・癒し」が37.4%一番で、その次に「体の関係・セックス」21.2%と続きます。

婚外恋愛を始めたいと思ったきっかけとなるのは、やはり「体の関係」が大きく関係していることがわかります。

セックスレスが不倫・婚外恋愛の原因になる理由

では、なぜセックスレスが不倫や婚外恋愛の原因となるのでしょうか。

具体的に解説していきます。

理由①性欲を解消できないため

結婚すると配偶者としかセックスをしてはいけないのは当たり前のことです。

しかし個人差はありますが、人間だったら誰しも性欲があるもの。

相手がセックスの要求に応じてくれなくなり、セックスレス状態となってしまったら、他の方法で性欲を発散するしかありません

自慰行為や風俗の利用などで性欲を満たす人もいれば、不倫や婚外恋愛で性欲を満たしたいと考える人がいるのも当然のことです。

理由②愛情が確かめられなくて不安になるため

セックスは夫婦にとっての大切な愛情表現の一つです。

セックスレス状態が続くということは、愛情を確かめる機会が減少するということを意味します。

その代わりに言葉や態度で愛情を示す必要がありますが、概ねセックスレス状態の夫婦というのは同時にコミュニケーションも不足しているケースが多いでしょう。

セックスもない、その他の愛情表現もないとなると相手に対しての不安や不信感が募るものです。

前項のデータにも出ているように婚外恋愛の目的は「心のつながり・癒し」が多くを占めています。

セックスレスが要因となって、愛情を感じられなくなってしまうとその感情の矛先が他の異性に向いてしまうのも仕方ありません

理由③相手が不倫しているのでは?と疑ってしまうため

ゆり
ゆり

 私とセックスしないということは、他に相手がいるのかも… 

相手が「セックスを求めてこない」または「セックスを拒否してくる」という状態が続くと不倫を疑ってしまうことがあります。

セックスをしたくない理由には、相手のことを異性としてみられなくなったことや、単純に疲れているなど、全く違う理由が隠れているかもしれません。しかし長くセックスレス状態が続くと、どうしても不倫を疑う気持ちが生まれてしまいます。

相手に直接、セックスレスの理由を聞けばよいのですが、なかなか聞き出せないのが現実でしょう。

本音で話し合えていない夫婦が多いのです。

相手が外で楽しんでいるのなら、自分だって同じように他の人婚外恋愛を楽しんでいいはずだという考えで婚外恋愛に踏み出す人もいます。

理由④自己肯定感が下がるため

日常的にセックスがある人には理解できないかもしれませんが、セックスは自己肯定感にも深い影響を及ぼすことがあります。

健全な性生活は、自分に魅力があって、愛されているという自信につながるのです。

セックスレスになると自分自身には性的な魅力がなくなってしまったと感じてしまい、自己評価が低くなります。

そんな時に、自分のことを女性として、男性としてみてくれる異性が現れたら気になってしまうのも無理はありません。

そして相手が自分に好意があるとわかってしまった場合は、関係を留めるのは難しいものです。

理由⑤女性・男性として見られないことで自信を失うため

配偶者から性的に魅力的だとみられることは、自分の存在価値に自信を持つためには大切な要素です。

セックスが生活から失われると、自分が女性・男性としての魅力があると自認しづらくなり、その結果自信を失ってしまいます。

しかし、結婚相手が自分を魅力的だと感じていないだけで、他の人だったら自分を異性としてみてくれる人がいるかもしれないという好奇心は何歳になってもなくなりません。

誰だって自分に自信を持ちたいものです。

自分の魅力を再確認するために他の人からの関心や愛情を受けたい、という気持ちから不倫や婚外恋愛を始める人もいるでしょう。

セックスレスにならないためにできる工夫

セックスレスというのは、性的な欲求を満たせないだけではなく、精神面にも大きく影響することがわかります。

それでは、セックスレスにならないためにはどうしたら良いのでしょうか。

夫婦二人の時間を設ける

忙しい日常の中で夫婦二人だけの時間を持つことを意識してみてください。

たまにはデートをするのもいいでしょう。

おしゃれなレストランで食事をしたり、ホテルに宿泊したりすることで新鮮な気持ちになって相手と向き合えます

新婚の頃に戻ったような気分で、夫婦ではなく異性としてお互いを意識する良い機会となるでしょう。定期的なデートは、二人の関係をよくする潤滑剤のような役割を果たします。

相手からの誘いを断ったのなら次は自分が誘う

仕事が忙しくて疲れている、今日はそんな気分じゃない、約束していたのに子どもが決まった時間に寝なかった…様々な理由でセックスを断ってしまうことがあります。

仕方のないことですが、自分から誘いを断った場合は、その次は自分から誘うようにしてみましょう。

たまたまタイミングが合わなくて断っただけであったとしても、相手からしてみれば「自分とセックスをするのが嫌だったのだろうか?」と邪推してしまうもの。

そして、一度断られてしまったら相手は二回目に誘うのは勇気がいるのです。

自分から誘うことで、相手を安心させてあげてください

セックスする日をあらかじめ決めておく

不定期なセックスは、どちらかの性欲が高まった時に相手が合わせないといけません。

その都度、相手の意向を確認する作業も必要となります。

あらかじめ日程を決めておけば、その日に向けて心の準備ができますし、その日が来る過程も楽しむことができます。

セックスする日を決めておくことで、「いつ誘われるんだろう?」「最近回数が少ないな。」という不満やストレスを軽減させることもできて、夫婦関係を良好に保てるはずです。

それでも解決しないなら婚外恋愛に踏み出すのもアリ

今回解説したように、夫婦でのセックスはただの性欲の解消が目的ではなく、お互いの愛情を確かめ合ったり自己肯定感を高めたりする作用があります。

この記事では、セックスレスにならないための工夫も述べていますが、もうセックスレスを改善できる段階ではないという夫婦もたくさんいるはずです。筆者もその1人…。

そんな場合は、婚姻関係を維持しながら婚外恋愛に踏み出すことも一つの選択肢だと思います。

婚外恋愛の相手とセックスをするか、しないかはそれぞれの関係性によって異なるでしょう。中にはセカンドパートナーとして健全な関係のままいる婚外恋愛のカップルも存在します。

どちらにせよ同じ立場で、自分の気持ちを素直に話せて楽しい時間を過ごすことができる相手がいるということは精神衛生上とても良いことです。

結婚相手は生活上のパートナーとして割り切っておいて恋愛相手や心を許せる相手というのは別でいてもいいのではないでしょうか。

既婚者専用のマッチングアプリ「Healmat(ヒールメイト)」ではプロフィールに希望の関係を入力できるので、お互いのニーズにマッチした相手と出会うことができます。

既婚者の真面目な出会いを応援する Healmat(ヒールメイト)で明るい人生を切り開いていきましょう。

※女性は無料でご利用できます。男性は月額の利用料金がかかります。

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