夫婦関係・セックスレス

セックスレスはなぜ辛い?解決しない時の対処法6選

ヒールメイト編集部 坂本
ゆり
ゆり

 私から誘っても、夫がセックスに応えてくれない…

さとし
さとし

 妻が産後にセックスしてくれなくなった…!

ライターのまめです。セックスレス歴9年目のライター&ブロガーとして活動しています。日刊ゲンダイ「コクハク」でも連載中です。

さて、日本ではセックスレスになってしまう夫婦が多く、これが原因で夫婦が不仲になり、離婚にまで至るケースも少なくありません。

一般社団法人 日本家族計画協会が2020年に調査した「ジャパン・セックスサーベイ2020」によりますと、婚姻関係にあるカップルの51.9%がセックスレス状態であるということがわかりました(下図)。

▼【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ 2020報告書
https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_all.pdf

お互いにセックスがなくても良いという認識で、夫婦仲も円満であれば何も問題はないでしょう。

しかし、実際は夫婦のどちらかがセックスを拒否していて、相手が不満に感じている…ということが多いようです。その不満が「離婚したい」という思いや浮気・不倫などの行動に発展し、離婚につながるケースもあるでしょう。

セックスレスを原因とする離婚率を示す統計はありませんが、実際はかなりの割合に上ると推測されます。

法務省が2021年に実施した「協議離婚に関する実態調査結果の概要」によると、協議離婚を経験した30代・40代の男女1,000人の離婚の原因・理由は次のようなもので「性的不調和」が15%に上ります。その他の「様々な暴力」「異性関係」の原因にもセックスレスがあるかもしれません。

▼法務省「協議離婚に関する実態調査結果の概要」(2021年)https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00244.html

今回はセックスレスが辛い理由を男女別(夫側・妻側)に解説し、さらに解決しない時にはどのような対処法があるのかをご紹介します。

セックスレスで悩まれている方の辛さが少しでも軽減されれば幸いです。

導入の最後に、セックスレスの定義について説明しておきましょう。

日本性科学学会による定義(1994年)では、次の状態がセックスレスとされます。

「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」

つまり、セクシュアル・コンタクト(性的接触)の頻度が月1回未満の場合、セックスレスに該当する可能性が生じるようです。

なお、セクシュアル・コンタクトにはキスやペッティングなどが含まれます。「セックス=挿入」ではないことに注意してください。

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セックスレスが辛い理由【男性・夫側】

まず、男性・夫側のセックスレスが辛い理由は下記の3つが考えられます。

性欲が発散できないから
愛情を確かめられないから
自尊心が低下するため

それぞれ詳しく解説していきます。

性欲が発散できないから

男性がセックスレスを辛いと思う理由の第一は、シンプルに「性欲が発散できない」ことでしょう。

妻という性的パートナーがいながらセックスに応えてもらえない状態で、しかも浮気や不倫もしないとなると、欲求の行き場のない苦しみがあります。

自慰行為で性欲を解消している人も多いですが、結婚して家族がいるといつどこで見られているかわからないため、独身の頃のように自分の好きなタイミングでできないこともあるでしょう。ビデオBOX・個室ビデオを利用する男性も多いようですが、頻繁に行くのは難しいかもしれません。

また、性的満足は「人との肌の触れ合い」が重要ですから、ずっと自慰行為というのも虚しい気分になるでしょう。

愛情を確かめられないから

セックスは性欲の発散のためのものではなく、相手との感情的なつながりや関係性の満足感をもたらしてくれる重要なコミュニケーションでもあります。

そのため、セックスレスが続いてしまうとパートナーとの絆や愛情を確かめることができずに不満や不安が生じることがあるのです。

自尊心が低下するため

妻をセックスに誘っても拒否され続けてしまうと、男性は自分自身の魅力や性的能力に対する自信が揺らいでしまいます。

セックスでしか高められない自己肯定感があり、性的な力を発揮する機会を失うと自尊心にまで影響を与える可能性があるのです。

セックスレスがつらい理由【女性・妻側】

次に女性がセックスレスで辛いと感じる理由を上げていきます。

主に以下の3つが考えられるでしょう。

愛されていないと感じるから
身体的な満足感が欠如するため
女性として扱われないさみしさ

それぞれ詳しく解説していきます。

愛されていないと感じるから

女性にとってセックスは愛情表現のひとつであるととらえている人が多いです。

先ほど紹介した「ジャパン・セックスサーベイ2020」の調査でも、あなたがセックスをする目的はなんですか?の問いには、どの年代の女性も「愛情を表現するため」と回答した人が多い結果となりました。

▼【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ 2020報告書
https://www.jfpa.or.jp/sexsurvey2020/

このように女性にとって、セックスレスは「愛されていない」という感覚を抱いてしまう要因となり、自己肯定感の低下や不安感で気持ちが落ち込んでしまうケースがあります。

身体的な満足感が欠如するため

男性側からすると、女性はあまり性欲がない生き物のように思われがちですが、そんなことはありません。

女性にも性欲はあります。

男性と同じようにセックスがないと性的欲求を満たすことができず、生理的な欲求不満が募り、ストレスを感じるようになるのです。

女性として扱われないさみしさ

セックスを拒否されると、女性は「自分に女性としての魅力がなくなった」と思うようになります

夫婦として長年過ごしていると男女の仲ではなく家族としての側面が強くなることもあるでしょう。夫が妻に対して次第に性的魅力を感じなくなるのも分かる気はします。

しかし定期的にセックスがあれば、まだ女性として見てもらえている確認ができますが、セックスレスが続くと自分自身を異性として見てもらえない虚しさがこみ上げてくるのです。

セックスレスが引き起こす問題

セックスレスの状態が続くことで実際に起こる夫婦間の問題には、どのようなものがあるのでしょうか。紹介していきます。

相手に不信感を抱く

相手がセックスを受け入れてくれない状況になると、

ひょっとしたら浮気している?
自分に魅力がないのかもしれない

このようなネガティブな思考になってしまい、相手に対して不信感を抱く要因となります。

セックスレスというのは身体的な接触がない状態ですので、どうしてもお互いの絆が弱まってしまうのです。

普段なら何とも思わないようなことでも過剰に反応してしまい、ちょっとしたことで喧嘩に発展することもあるでしょう。

性的な欲求を満たせないストレスもあり、夫婦の関係性をよりこじらせてしまいます。

愛情がなくなる

いくら言葉で愛情を伝えていても、セックスが全くないとその愛情は100%としては伝わりません

もちろん、セックスだけが愛情表現の方法ではありませんが、とても大切な行為であることは間違いないのです。

拒否される側にしてみれば自分の愛情を受け入れられないさみしさがありますし、セックスレスが続いてしまうといずれ相手に対しての愛情自体が少なくなっていくケースもあります。

コミュニケーション不足になる

全てのセックスレス夫婦がそうではありませんが、セックスがないことにより普段のコミュニケーションまで減少してしまうことがあります。

「自分たちは大丈夫。」そう感じているのはあなただけで相手は不満に感じているかもしれません。

セックスレスの夫婦が円滑な関係を築くためにはセックスをしている夫婦よりも、一層の努力が必要です。

身体でのコミュニケーションがない分、言葉で相手への思いやりや気持ちを表現しないといけません。

◎ライターまめの場合
私の場合、子どもが2人いますから、子育てする上で夫とのコミュニケーションは取っています。傍から見れば何も問題のない仲の良い夫婦、という風に見えているはず。

しかし妊娠・出産を機にセックスレスになり、こちらからのスキンシップの要望にも応えてくれなくなった夫への愛情はほとんどないに等しいです。

今は子育ての真っ最中ですし、夫の経済力と子育てへの協力がないと家庭が立ち行かなくなってしまいますが、子どもに手がかからなくなった暁には長年のセックスレスの不満が爆発するのではなかろうかと案じています。

セックスというのは何も性欲の解消だけのためにするものではありませんよね。

上述した通り愛情を表現したり、確かめたりする最上の行為だと思います。

それが全くなくなってしまうと、愛情も同じようになくなっていくのだな、と痛感しています。

セックスレスが辛い時の対処法6つ

ゆり
ゆり

 家族としての愛情はあるので別れることは考えていない。

さとし
さとし

 子供がいるので離婚したくない。

「離婚したい」と思っている場合は別ですが、「セックスレスは辛いけれど婚姻関係を継続させる」と決めている場合、どのような対処法があるのでしょうか?

【対処法1】夫婦でカウンセリングを受ける

セックスレス問題だけに限らず、夫婦の関係がうまくいっていない場合は専門のカウンセラーに相談してみるのもひとつの関係改善のための手段です。

夫婦だけでは前に進まない話し合いも、第三者を交えることにより、本音で話せるというケースもあるはずです。

また、カウンセリングを受けることで本人も気づいていなかった自身の悩みや、ストレスの要因が見つかることもあるでしょう。

ただし、カウンセリングは夫婦ともに納得した上で受けなければなりませんので、関係が冷え切っている場合には難しいかもしれません。

【対処法2】趣味に打ち込む

自分の興味関心のある趣味に没頭してみるのもいいでしょう

一時的ではありますが、セックスレスの悩みから解放されて気分を紛らわせることができます。

男性なら

  • 筋トレに励む
  • 興味のあるスポーツを始めてみる
  • 好きなアーティストのライブに行く

女性なら

  • 推しのイベントに行く
  • スポーツ教室に通う
  • 読書やゲームにはまってみる

などいかがでしょうか。

新しいことを始めると人との出会いもありますし、外で刺激を受けることはセックスレスの不満を解消するために有効な手立てとなります。

【対処法3】同じ悩みを持つ人と繋がる

筆者も実践していますが、TwitterやInstagramなどのSNSで自分の気持ちを発信してみるのもおすすめです。

SNSで発信をすることで同じ悩みを持つ人と繋がれるという利点があります。

リアルな人間関係の中では「私、セックスレスなんです。」とは言いづらいものですが、SNS上ではカミングアウトしている人が大勢います

冒頭にお伝えした調査の結果でも出ているように、実際にセックスレス状態の人は世の中にたくさん存在するのです。

同じ悩みを共有できる人がいることで救われる時がありますよ

自分自身で発信する勇気がない方は見るだけでもいいので一度SNSの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。

ただし女性は、セックスレスであることをつぶやくと下心のある男性からコメントがきたりDMが送られてきたりするので要注意です。

【対処法4】セルフケアで性欲を満たす

男性は性欲の発散のために自慰行為をしている人は多いと思いますが、女性の場合は男性と比べるとまだまだ少ないのが現状です。

今では女性向けのラブグッズも多く発売されていますので、自分の性欲を発散するために購入してみるのもおすすめ。

自慰行為を行うことは性欲の発散だけではなく、オーガズムを感じることで愛情ホルモンの「オキシトシン」が分泌されて不安やストレスを軽減してくれる効果があります。

男性にとっても女性にとっても自分の体と心のバランスを取るために、自慰行為はとても大切なことです。

◎ライターまめの場合
私もセックスレスになってから5年ほど経った頃に、セルフプレジャーをするようになりました。それまでは女性が自慰行為をするのは恥ずかしいこと、と思っていましたが今となってはもっと早くに始めておけば良かったと後悔しているほどです。

気持ち良くなることでリラックスできますし、心なしか夫や子どもに対してイライラする頻度が少なくなったように思います。

最近では色んなセルフプレジャーアイテムを購入し、気分によって使い分けて楽しんでいますよ。

【対処法5】風俗に行く

パートナーがセックスの誘いに乗ってくれないのであれば、風俗で性欲を発散する方法もあります。

今では女性向けの風俗も見かけるようになりました。

ただし、費用が高額であることがネックですし、ビジネスとしての性的な接触に嫌悪感を抱く人が多くいるため万人向けの解決方法ではありません。

それでも自慰行為では物足りず、人と触れあいながら性欲を発散させたい人にとっては利用してみるのもアリではないでしょうか。

【対処法6】既婚者マッチングアプリで出会いを求める

近年盛り上がっているのが「既婚者専用のマッチングアプリ」です。

利用者は既婚者しかいません。

結婚すると異性との出会いはなかなかないもの。

でも、たまには同じ立場の人と出会ってたわいもない話がしたい…

そう感じるのは筆者だけではないはずです。

不倫を目的としたものではありませんので、まずはメッセージのやり取りから始めてみて、気が合いそうな人と出会えれば食事やお茶をしてみるのがいいでしょう。

セックスレスが長く続くと、自分のことを異性として見られることがないのでどうしても自己肯定感が低くなります。

ですので、既婚者マッチングアプリを使って異性と関わることで、男性として、女性としての魅力を再び取り戻しましょう。

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