婚外恋愛で苦しくなるのは役割演技のせい?|服部あかねのオトナの溺愛塾#22
服部あかね ◎「婚外恋愛マスター」として同じ悩みを抱える既婚女性にカウンセリングを実施。 詳しい紹介は最後に。 ◎総フォロワー数:2,500 公式LINE 600、ラジオstandFM 1,200、アメブロ 400、Instagram 200 |
Lesson#22
婚外恋愛で苦しくなるのは役割演技のせい?
既婚者同士の恋愛(婚外恋愛)で、お相手から溺愛される秘訣を教える「オトナの溺愛塾」、22回目。連載も、残すところあと3回となりました。
連載終了後も、個別でのご相談を承りますので、ヒールメイトさんからのお知らせもご確認くださいね♪
さて、この連載は私がカウンセリング活動の中で実際に聞いてきた婚外恋愛中の女性のお声と、私自身が学んできた男性心理を元に書いております。
今回は、最近お客さまからよくお聞きするご相談について、私なりに思うところをお話しようと思います。
そのご相談とは…彼から「彼氏彼女という関係に疲れてしまった」という話をされたというもの。
でも、別れ話ではないらしい…?のです。。
これって一体どういうこと?!
真面目に役割を演じるクセが苦しさを呼ぶ
「もう頑張れない」キャパオーバー宣言?
「婚外恋愛」の世界でも頑張ってしまう私たち
第20回の記事で「婚外恋愛は傷ついた優等生たちの世界」という話をしました。
今まで真面目に生きてきて、周囲の期待に応えようと頑張ってきた結果、「弱い自分」を出せる場所がなくなってしまった優等生の私たち。
その優等生が逃げ込む場所が「心のアンダーグラウンド」と言われる場所、でしたね。
「心のアンダーグラウンド」には、ギャンブルや買い物依存、アルコール依存、風俗通いなどなど様々なものがありますが、私たちが選んだのは「婚外恋愛」という世界です。
しかし、そもそも癒しを求め、本当の自分をさらけ出して癒される場所として選んだはずの婚外恋愛でも、なぜか頑張ってしまう真面目な私たち(笑)
「真面目」は性格もありますが、今までそのやり方で成功体験を積んできたので、どうしても「相手に合わせる」とか「相手の期待に応える」っていうのは、癖になっているんですよね。
本当は癒されたい、尽くされたい、と思っているのに、彼女が求めるものに応え続けてしまう。そんな真面目な男性は、お付き合いして3カ月ぐらい経った頃には高山病になっています(笑)
「ステキな女性に、好きになってもらいたい!お付き合いしたい!」と頑張り、
お付き合いした後も「彼女に喜んで欲しい」と頑張り続けて、息も絶え絶えなわけです。
そこまでしなくても、と思いますが^^
男性がよく使う「キャパオーバー」
息も絶え絶えになった辺りで、男性が言い出すのが「キャパオーバー」という言葉です。
(ドキッとした人いますよね?)
何かのテンプレを使っている?と思うくらい、同じ言い回し(笑)
男性の皆さん、悪気がないのは重々承知ですが、「頑張り過ぎる→キャパオーバー」を繰り返していたのでは、いつまでもあなたが理想とするお付き合いまで行きつきません。
男性の真面目さは、基本的には女性に安心感を与えるものです。
しかし真面目さゆえに頑張りすぎて息切れしてしまい、逆に女性を不安にさせてしまうと本末転倒になってしまいます。
女性への連絡頻度や愛情表現は、継続することが大切です。
減ってしまうと、女性のメンタルは不安定になるので注意しましょう。
「キャパオーバー宣言」しても構いませんが、「それでも君への気持ちは変わらないよ」と彼女に伝えることを忘れないでいてくださいね。
女性の皆さんは、「キャパオーバー宣言」されたら「彼は真面目な人で頑張り過ぎていたんだ」と思いましょう。「もっとLINE欲しい」「寂しい」などと言うと、男性の気持ちが覚めるという現象が起こってしまいますよ。
「ねばならない」に疲れてしまった真面目男子
「彼氏」という使命感に燃える婚外男性
続いて、本題の「彼氏彼女という関係に疲れた」問題です。連絡だけでキャパオーバーになるのですから想像できるかもしれませんが、その心理を紐解いていきましょう。
大好きな彼女のために、できることをできる範囲で頑張り(婚外恋愛で無理は禁物)、なんとかお付き合いを続けてきた男性──。
彼氏たるもの、彼女に対しては○○であらねば…!
という使命のもと、仕事と家庭と恋愛のバランスを取ろうと日々努力していますよね^^
彼女からの「もっと○○して欲しい」という要望にもできるだけ応えようとします。
しかし、男性が頑張っているにも関わらず、
女性は勝手に不安になり感情をぶつけてきたりしますし、
何かをしてあげても当然のように受け取り、感謝もしてくれなかったりするでしょう苦笑。
女性は揺れ動きやすく、欲張りがちな生き物です。それに、いくつになってもお姫様願望があります。
もちろん個人差はありますが、サイトでの恋愛は、どうしても女性が優位の世界なので、勘違いして上から目線的な女性もいるでしょう。
これが続くと、さすがに「彼氏」という使命に燃えていた男性も、ふと疲れを感じてしまうのです。
使命感→疲労→罪悪感→「彼氏・彼女の関係やめない?」
使命感に燃えた男性が疲れはじめ、頑張れなくなると、
僕はもう、彼女の期待に応えられない…辛い…
オレは、彼女を幸せにしてあげられないのかも…
そんな風に、罪悪感や無価値感に苦しみ始めます。
以前にもお話しましたが、男性は「ネガティブ」が苦手です。
自分がネガティブな気持ちになることから、逃げようとします。
彼女とのやり取りでネガティブな感情(罪悪感など)感じているようなら、彼女と距離をとることで、自分を守ろうとするのが男性なんですね。
だけど、彼女は大好きだし、別れたくないし、不安にさせたくないし…
というところから、彼らの葛藤が始まります。
真面目さゆえに、相手の期待には応えたいけど、「ねばならない」に疲れてきてしまった。
そもそも、癒されたかったのに、頑張り続けるのは、もうシンドイのではないか?と思い始め──、
「どうやったら、穏やかに長く、大好きな彼女と一緒にいられるんだろう…?」
と、男性は考えます。
もうちょっと、楽にお付き合いができたらいいのにな…
そうだ!
「彼氏」「彼女」という関係だから、苦しくなるのでは?
もう、その「クサリ」をほどいたらいいんだ!
という思考で、彼女に対して「彼氏彼女の関係、やめない?」と提案するに至る男性がいるのだと推測します。
読んでいただいて、お分かりかと思いますが。
ここまで、男性側のひとり相撲なんですよね…。
プロセスよりも結果を重視する男性らしいなと思いますが、できれば付き合いに苦しくなった時点で、ちゃんと話し合えたらいいんですよね。
「彼氏彼女」という関係に苦しくなるのは女性も同じ?
LINEやSNSの便利さが苦しさを生む?
一方、女性はというと。
久しぶりの恋愛だから、すごくのめりこんでしまう方もいらっしゃいます。
そして、時は新時代(笑)
私たちの独身時代の恋愛には、LINEなんかありませんでしたから、LINEやSNSの便利さと残酷さに苦しむ方が多いです。
大好きな彼とは、常に繋がりを感じていたいのがオトメですから、とにかく彼からの連絡に対して「クレクレ星人」と化す女性は多いですね。
私が思うに、これが一番「彼氏彼女」の関係でお互いに重荷になっている気がするんです。
文章で表現することが、比較的苦手な男性。だけど、彼女はもっと連絡が欲しいと言う。
男性は頑張っているつもりだけど、女性が期待するほどにはできない。
としたら…
「できなくって申し訳ない」「辛い」「逃げたい」
みたいな気持ちになるのは、無理もありません。
しかも男性は山より高いプライドがありますから、
「できない」とか「ごめん」とかって、なかなか言えなかったりします。
女性は連絡を待つことで心が擦り切れる
そのうえ、女性は連絡に対しては、ひたすら「待つ」という姿勢になりがちです。
シングルタスクの男性に、「ちょっと考えないといけない」「調整が必要」な種類の連絡をすると、返信まで数日待つことになったり、既読スルーとか未読のまま何日も放置とかが起こりえます。
かと言って、「追いLINE」をすると、「重いかな」「うざいかな」と考えてしまい、結局女性からアクションできず、ひたすら待つことになるのです。
この「待つ」というのが、ほんとにシンドイのです。
女性は、待っている間にネガティブな妄想ばかり浮かんでくるので、疲れます。
こんな風に、男性にとって「彼氏の義務」的に課される連絡頻度は負担になることがあり、
女性も「良い彼女でいないと」という義務感のもとで「連絡をただ待つ」スタンスでいると、心が擦り切れがちです。
お互いが「重荷」や「シンドサ」を感じたらどうすればよい?
では、このような状態に陥った男女は別れるしかないのでしょうか。
ここで登場するのが「彼氏彼女の関係をやめる」という話です。
何人ものお客さまから、彼氏としてお付き合いしていた男性に次のような提案をされたと聞きました。
彼氏彼女の関係だと、いつか終わりが来る。永遠に続く『特別な関係』になりたい
何それ?と思うでしょうが、友人でも彼氏彼女でもない「二人だけの特別な関係」という設定が、プレッシャーに苦しむ婚外カップルにとっては一つの処方せんになるかもしれません。
実際、「特別な関係」になったお客さまの多くは、男性とその後も上手くいっているようなのです。
婚外カップルの「特別な関係」って?
双方が納得していればいい
二人の関係を彼氏彼女の関係とは別の「特別な関係」に設定し直す婚外カップルは多いようです。
では、「特別な関係」って、どういう関係を言うのでしょうか?
色々な方の話をお聞きしますが、カップルによって定義が異なるんです。
◎体の関係があったりなかったり(←体の関係あるのに彼氏彼女じゃないのが不思議ですが…)
◎連絡頻度にも決まりがない(←以前より頻回になるパターンもある)
◎デートの頻度や内容も様々(←毎日会っている場合もある)
など…。
聞けば聞くほど不思議なんですが、唯一の決まり事としたら
「お互いがそれで納得していればいい」ってことだけなんです。
「関係の名前が変わっただけじゃ…」と思うかもしれませんが、
「彼氏彼女」ではなく「二人だけの特別な関係」として仕切り直したカップルは、私の知る限り総じて上手くいっています。
「以前より、気持ちがラクだし、さらに仲良くなった」
という声をお聞きするのです。
これはなぜでしょうか?
婚外恋愛は、二人だけのオリジナルストーリー
現実での「父」「母」「妻」「夫」や会社での役割から解放される「心のアンダーグラウンド」として婚外恋愛を始めたのに、そこでも役割を演じよう、頑張ろうと力が入ってしまった真面目な私たち──。
相手を好きになればなるほど、「良い彼氏」「良い彼女」でいなければ嫌われてしまう…という想いが出て、窮屈さを感じてしまいます。
でも実は、そう思い込んでいるのは本人だけで(笑)
彼氏彼女の関係を維持しながらでも、「役割」のクサリをほどくことはできるのです。
そもそも世の中のタブーを冒した「婚外恋愛」という世界で、そこまで真面目に頑張る必要はありません。
頑張るところがあるとすれば、お互いの「思い込み」に縛られずに、言葉でのコミュニケーションをサボらないということです。
婚外恋愛は、環境や状況が人それぞれなので、「普通は」「平均は」という表現自体ナンセンスだし、「ロールモデル」もありません。
自分がどうしたいか?何がYESで何がNOなのか?
「自分のトリセツ」を相手に伝えながら、二人のよい着地点を見つけていくのがベストなのです。
そう、婚外恋愛はあなたとお相手とで「オリジナルストーリー」を綴っていけばいいのです。
「恋人」「彼氏彼女」「親友」など、無理に名前を付けてそれを演じようと思うから苦しくなるのです。
せっかくの婚外恋愛、もっと自分を解放して楽しみましょう。
もちろん、「恋人」「彼氏彼女」「親友」などの関係で上手くいっているなら、変える必要はありません。
あなたとお相手でしか歩けない道を、二人で歩いていけばいいのです。
他の誰も歩けない、二人だけの道を、手を取り合って歩いて行って欲しいと思います。
「役割」を演じることから、自分を解放しましょう。きっと、そのための婚外恋愛なんです。
まずは、自分がどうしたいか?自分の本音をちゃんと知ること。
そしてそれを、相手に「言葉で伝えてみる」ということを頑張ってくださいね。
LESSON#22「婚外恋愛で苦しくなるのは役割演技のせい」まとめ □婚外恋愛では「彼氏彼女」という名前の関係が重荷になることがある →男性は「彼氏」という役割を演じようとしてキャパオーバーになりがち →男性のキャパオーバーのサインは連絡頻度にあらわれる →女性は「良い彼女」でいようと心が擦り切れがち □もともと婚外恋愛は役割から解放されるための「逃げ場」「癒しの場」だったはず →「逃げ場」に婚外恋愛を選ぶ男女は真面目な人が多い →結局、婚外恋愛でも役割を演じてしまいがち □婚外恋愛で苦しくなったカップルは関係の名前を変えるのも手 →「彼氏彼女」ではなく「二人だけの特別な関係」に再定義 →お互いが納得すれば関係の名前は何でもよい □婚外恋愛は手を取り合って二人だけの道を歩めばよい →既存の関係にとらわれず、新しい二人だけの関係を作ろう →そのためには、二人できちんと本音で話し合うことが大切 |
先日『ゴダイゴ』を懐かしくて聴きまくったアラフィフ世代。
20数年間、真面目な主婦として過ごすも「人生の後半戦は恋愛で幸せになろう」と決心し、勇気を出し婚外恋愛に一歩を踏み出す。
愛し愛される歓びを実感し、同じ悩みを抱える女性を対象に恋愛カウンセラーとしての活動をスタート。
フォロワー数は、公式LINE 600、ラジオstandFM 1,200、アメブロ 400などで合計2,500以上
婚外恋愛についての明るく前向きな情報発信が支持され、40代・50代の既婚女性から絶大な人気を集める。2024年には自身初の著書が出版予定。
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⇒Instagram:服部あかね(healing40akane)
【過去の連載】
◎第1回 婚外恋愛のきっかけは男女で違う
◎第2回 婚外恋愛で幸せになるために必要な行動とは?
◎第3回 知らないとヤバい。男性と女性それぞれの「ココロの栄養源」
◎第4回 穏やかに長くお付き合いを続けていくために忘れてはいけない事
◎第5回 婚外恋愛カップルは記念日をどう過ごす?
◎第6回 保存必須!連休の乗り越え方
◎第7回 若いころの恋愛と同じ感覚で婚外恋愛してはいけない理由
◎第8回 実はみんな悩んでる?婚外恋愛デート代問題
◎第9回 男女の「求めるモノ」の違いが生む悪循環を断ち切るには?
◎第10回 既婚者マッチングサイトでお相手を選ぶ際の重要ポイントとは?
◎第11回 人生の変化を乗り越える「恋」にするために
◎第12回 一番簡単な「溺愛されるワザ」をお伝えします
◎第13回 初心者向け「婚外恋愛の始め方」と「マッチングの秘訣」前編
◎第14回 初心者向け「婚外恋愛の始め方」と「マッチングの秘訣」後編
◎第15回 婚外恋愛あるある!嫉妬との付き合い方
◎第16回 婚外恋愛は、相手を知りすぎないほうがいい?
◎第17回 婚外恋愛のリスク管理ってどうしてる?
◎第18回 マッチングサイトで「運命の出会い」を果たすためには?
◎第19回 婚外恋愛で初めて体の関係を持った後も良いお付き合いを続けるためには?
◎第20回 婚外恋愛は「傷ついた優等生たち」の世界
◎第21回 男女のすれ違いは「視点の違い」から起こる
※毎週金曜日アップの連載です。どうぞお楽しみに!
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