セカンドパートナーが熱い!流行の兆しの理由とは?
友人に最近セカンドパートナーができたみたい!
ライターのまめです。結婚13年目レス歴 9年。2人の子を持つママでもあります。
さて、皆さんは「セカンドパートナー」という言葉をご存知でしょうか?
人気YouTuberの「東海オンエア」のしばゆーさんの妻で、自身もYouTuberであるあやなんさんがセカンドパートナーの存在をSNSで発信したこともあり、多くの人の耳に触れることになりました。
(モデルプレス:https://mdpr.jp/news/detail/4026270より転載)
(参考記事)“セカンドパートナー”公表のあやなん、夫・しばゆーとは「認め合ってる」現状説明「結果スムーズに回ったりしています」(モデルプレス) – Yahoo!ニュース
しかも、しばゆーさんにもセカンドパートナーがいて、お互いがその存在を公認しているというから驚きです。
お互いのセカンドパートナーと4人で食事に行ったこともあり、家族も紹介しているとのことで、日本の新しい夫婦関係を体現していると言っても過言ではありません。
今回の記事では、セカンドパートナーが注目されている理由や、夫婦関係に与える影響、現代社会においてセカンドパートナーという概念が求められている理由について掘り下げていきます。
⇒「夫婦が不仲じゃなくてもセカンドパートナーを持っても良い理由」
セカンドパートナーが注目を集める理由とは?
冒頭でお伝えした通り、人気YouTuberのしばゆーさんとあやなんさんが、互いの「セカンドパートナー」の存在を公にしことがきっかけで、セカンドパートナーという概念が注目されるきっかけとなりました。
これ以外にも、セカンドパートナーが注目を集める理由がありますので、解説いたします。
夫婦関係が多様化し、婚外恋愛も増加
昔と比べると、結婚後も、出産後も働き続ける女性が格段に増加しています。
「寿退社」なんていう言葉は、もはや死語になっていますし、20代、30代の人はその言葉すら知らないのではないでしょうか。
それだけ、女性がさまざまなライフイベントを経ても仕事を継続するのは当然のことになっています。
一家の大黒柱は男性で、女性は家庭で家事と育児を担うという、従来からの夫婦関係の価値観にとらわれない人が増えているのは間違いありません。
共働きの夫婦は、基本的に「生活の基盤となる家庭」を運営するパートナーとしての役割を果たします。
ただでさえ、仕事と家事、育児に追われ忙しい日々を過ごしているにも関わらず、夫婦間で、男女のときめきやセックスを求めるのは少々荷が重すぎるのではないでしょうか。
(出典)「婚外恋愛に関する実態調査 第1報」(レゾンデートル株式会社、2023)
Healmate magazine(ヒールメイトマガジン)の運営元であるレゾンデートル株式会社が既婚者の男女1,000人に、子どもの有無と「婚外恋愛」経験の関係について調査をしました。
その結果、「子どもなし×婚外恋愛経験あり」が15.0%に対して、「子どもあり×婚外恋愛経験あり」と答えた人は、25.6%と、10ポイントも上回りました。
この結果は、夫婦に子どもが生まれると、子育てをするパートナーとしての役割が大きくなってしまい、お互いを異性として意識する機会が少なくなってしまうことを表しているでしょう。
精神的にも経済的にも自立している現代の夫婦にとっては、家庭を運営するパートナーと恋愛をするパートナーとを分けることは、実はとても合理的なのかもしれません。
上沼恵美子もセカンドパートナーに言及!
タレントの上沼恵美子さんが、自身が司会を務めるテレビ番組でセカンドパートナーについて「賛成」だと発言し、ネットニュースで話題になっています。
(デイリースポーツ:https://news.yahoo.co.jp/articles/c34d21c7f2e056f86733d216f55ff7567dcadd86より転載)
上沼恵美子、セカンドパートナーに賛成 強烈質問に男性陣ビビる「ハハハ…全然知らんわ、こわ!」(オリコン) – Yahoo!ニュース
(上記の記事より以下のコメントを引用)
もうすぐ結婚50年を迎える先輩が、このようにセカンドパートナーを肯定しています。
上沼恵美子さんの言葉通り、結婚生活が長くなると夫婦は生活を共にするパートナーとなってしまい、生活している中で夫にときめく機会は減っていきます。
少なくとも筆者は、出産してからその機会は全くありません。
日本では、自分の配偶者を褒めたり、愛していることを言葉で表現したりしない傾向にありますよね。このような日本独自の文化的な背景も、配偶者への恋愛感情がなくなってしまう要因の一つでしょう。
「夫にときめきを感じない」
「夫が女性として見てくれない」
自分の人生が満たされないことを、配偶者のせいにして生きていくのはつまらないと思いませんか?
上沼恵美子さんの言葉通り、ときめきを感じさせてくれるセカンドパートナーを見つけて、一度きりの人生を楽しむべきではないでしょうか。上沼さんのお墨付きは強力です!
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セカンドパートナーが夫婦関係に与える影響
実はセカンドパートナーを持つことは、夫婦にとって良い影響を与える場合があります。
どのような影響があるのか、詳しく解説していきます。
相手に対する感情の変化
夫が家事も育児も私に任せっぱなし!もっと積極的になって欲しいのに
結婚生活が長くなると、パートナーに対してイライラすることが多くなっていきます。
お互いに、もっとこうして欲しいのに!という相手が自分に尽くしてくれないという不満があるからでしょう。
そんな時に、自分のことを異性として扱ってくれて、ドキドキする感情を与えてくれる、セカンドパートナーという存在ができたら、どうでしょうか。
つまらないと感じていた日常にハリが出て、仕事、家事、育児をがんばろうと活力が湧くはずです。
恋人の役割を果たしてくれる、恋愛感情を抱ける相手ができたなら、配偶者に対して、イライラすることも減るのではないでしょうか。
前述した通り、家庭を運営するパートナーと恋人の両方を1人の人間に求めるのは無理があるのです。
この2つの役割をそれぞれ別の人間に分けることは、現代のライフスタイルに合っているといえるでしょう。
コミュニケーションの向上
結婚すると、夫や妻以外の異性と話をする機会が減ってしまいます。
会社の同僚と業務上の会話や、飲み会で世間話をすることはあるかもしれませんが、お互いの考えていることや、価値観についての深い話をすることは、なかなかありませんよね。
自分や配偶者と異なるバックグラウンドや経験を持っているセカンドパートナーと付き合えば、コミュニケーションの幅が広がり、新しい視点や価値観を得られるきっかけとなるでしょう。
セカンドパートナーには、ぜひ夫婦関係や家庭についても話してみてください。
セカンドパートナーの客観的な思考に触れることで配偶者に対する理解が深まり、夫婦関係が発展する可能性もあるのです。
外見に気を遣うようになる
結婚生活が長くなり、お互いを異性として意識しなくなると、ファッションや髪型に気を遣わなくなる人が多いです。
しかし、恋愛のときめきを与えてくれるセカンドパートナーがいると、外見に気を遣っておしゃれをしたり、体型を気にしてダイエットしたりするモチベーションが高まります。
パートナーが身なりに気を遣わずに歳を重ねるよりも、美しい方が良いに決まっていますよね。たとえそれがどんな理由であっても。
離婚・再構築を考える
セカンドパートナーとの新しい関係が始まると、様々な気づきを得て、改めて夫婦の問題に目を向けるようになるはずです。
セカンドパートナーは、婚姻関係を継続させながら新しいパートナーシップを結ぶことが基本の定義となります。
しかし、新しい感性に触れて、夫婦の決定的な価値観の違いに気づいたのであれば、離婚も選択肢の一つとして浮かび上がるかもしれません。
あるいは逆に、改めて配偶者がいることのありがたさや、安心感に気づく場合もあるでしょう。
その場合は、第一のパートナーのことを大切にして、関係が壊れないように努力しましょう。
セカンドパートナーを持つことと、配偶者を大切にすることは一見矛盾しているように感じますが、意外と同義ではないでしょうか。
セカンドパートナーを持つことで、自分の精神が安定して夫婦関係が円滑になることもあります。
夫婦関係は、十人十色で一つの正解があるわけではありません。
自分自身が幸せになれる夫婦関係を見つけることが最も大事です。
セカンドパートナーが求められる理由
今までも、配偶者に内緒で不倫をしている人は多くいたのですが、「セカンドパートナー」という言葉が一般的になってきたのには理由があります。
なぜ今、セカンドパートナーが求めれられているのか、幅広い視点で掘り下げてみました。
①ライフスタイルの多様化
現代社会では、個々のライフスタイルが多様化しています。
結婚やパートナーシップおいても、従来のスタイルにとらわれず、新しい関係性やパートナーシップの形の選択肢が広がっています。
第一のパートナーとセカンドパートナーとで役割を分け、フレキシブルで自由な関係を築くことは、現代の多様なライフスタイルに適応しているといえるでしょう。
夫婦関係だけに限らずさまざまな新しい価値観が生まれてくる中で、セカンドパートナーの概念も「多様な価値観の一つ」として一般化しつつあります。
②女性の社会進出
女性の社会進出が進むなかで、男性同様に自身のキャリアを築く女性が増加しています。
彼女たちは仕事だけに限らず、人生の目標を定めていて、それを実現させるために人生設計をしているケースが多いです。
従来の結婚観や家庭における伝統的な価値観ではなく、自らの人生をより自律的にデザインしたいと考えています。
セカンドパートナーはこのように自分の人生を自らの手で切り拓いていこうと考える女性が、キャリアと恋愛の両立を自分らしい形で構築するための手段として求められているのでしょう。
③ストレス社会
SNSで多くの情報を簡単に得られて利便性が増した一方で、他人のプライベートを気軽に見られるようになった現代では、人と自分を比べてしまったり自分がどう見られているかを気にしたりと、心が疲れてしまうこともしばしば。
そんな時に、ありのままの自分を表現できる場所や、人が必要になってきます。
セカンドパートナーは、家庭とも仕事とも違うサードプレイス的な役割を果たしてくれます。
サードプレイスとは、自宅や学校、職場とは違う別の居心地の良い場所のことをいいます。
現代のストレス社会では、一つのパートナーシップだけですべてのニーズを満たすことが難しくなっています。
また、夫婦関係自体をストレスに感じている人が多くいるのも事実です。
セカンドパートナーとの関係で、ストレスを分散し、癒しや安心を得られるのです。
④心の安定
特定のパートナーに全てを求めるのではなく、セカンドパートナーという、夫婦とは別の人間関係を通じて精神的に安定する人もいます。
一人のパートナーに、全ての要求を満たしてもらおうとすると、相手によってはそれが負担になってしまうことがあるでしょう。
時に、セカンドパートナーの存在が、自分にとっても配偶者にとってもプラスに働くことがあるのです。
⑤婚姻関係の多様化
結婚やパートナーとの関係に対する世間の価値観は多様化していて、「生涯同じ伴侶と過ごすのが、唯一の幸福である。」という考えは古くなりつつあります。
自分にとっての幸福を手にいれるために、セカンドパートナーのような複数のパートナーシップを持つことが必要であれば、選択肢の一つとして検討してみてもよいでしょう。
世間の価値観にとらわれることなく、自分に合った形で幸福を見つけるべきです。
これからの時代は、周りの目を気にしすぎることのない、自由な考え方が尊重されます。
セカンドパートナーの概念を幅広く考えよう
セカンドパートナーという考え方には、従来のパートナーシップの概念にとらわれない柔軟性があります。それぞれの個人が自身のニーズに合わせたパートナーとの関係を模索する現代において、セカンドパートナーという関係を肯定すれば、より自由で充実した人間関係が広がる可能性があるのです。
これは、配偶者への不義理と捉えるのではなく、良好な関係を継続させるための「気持ちの分散」であると考えて良いでしょう。ある意味、男友達もセカンドパートナーといえるのです。そこに「ときめき」の要素が加わればなおさらでしょう。
セカンドパートナーを持つことにより配偶者との関係が向上することもあるため、強く罪悪感を抱く必要はありません。
個人の幸福を追求するために複数の人とパートナーシップを持つことは、誰にも否定されるべきではありませんし、個人の自由な選択として受け入れていくべきでしょう。
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